2006-01-01から1年間の記事一覧
最近グローバリズム関係のエントリが多かったので書店で目に付いたこの本をあまり期待せずに購入して読んだのだが・・よい意味で期待に反してとても面白い本だった。あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実作者: ピ…
これは前回と前々回のエントリ、の続きです。また、以下の関連エントリもご覧ください。http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061123 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061125 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061127 正直言って今回はあまり自信ないのでツッコ…
これは前回のエントリの続きです。また、以下の関連エントリもご覧ください。http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061123 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061125 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061127 さて、自分でやってみてつくづく感じるのはフェアトレ…
山形浩生さんが訳した一連のフェアトレード関係のEconomist掲載記事スターバックス VS エチオピア http://cruel.org/economist/economiststarbucks.html 倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。 http://cruel.org/economist/economistgoodfood.html 「…
Roubiniからも"export subsidy"という表現に対してツッコミを入れられている。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2006/12/the_other_side_.html
マンキュー先生による批判。 http://gregmankiw.blogspot.com/2006/12/bernanke-to-china-stop-saving.html If a friend of yours is saving a high fraction of his income, how can you tell him he is saving too much without knowing his personal rate…
「米中戦略経済対話」に参加のため北京を訪問していたバーナンキFRB議長の中国社会科学院でのスピーチと、Financial Timesの紹介記事。人民元問題に関する彼の主張は、ざっとこんな感じ。・現在の低すぎる人民元レートは、輸出業者に対する実質的な補助金(…
『中国の血』のピエール・アスキ氏(親戚じゃないです)のブログ。 http://www.arenes.fr/cinqansenchine/index.php アメリカ人記者の書いたものとはまた違った視点で面白そう。この際フランス語を勉強しなおしてみるか?
大分前に書いた成瀬巳喜男の『鰯雲』についてのエントリ(id:kaikaji:20060214#p2)に若手の映画研究者の方からトラックバックを頂いたが、そこで紹介されている「春嫁と秋嫁」の話はすごい。
Mao's Last Revolution作者: Roderick MacFarquhar,Michael Schoenhals出版社/メーカー: Belknap Press of Harvard University Press発売日: 2006/08/18メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る アンドリュー・ネイサンによる書評。 http:/…
サックスが『貧困の終焉―2025年までに世界を変える』で農産物の貿易自由化に触れ、途上国の経済発展のために基本的には望ましいことだとしながらも、すぐに次のような留保を付け加えているのだが(395ページ)・・うーむ、この議論はどの程度妥当なのだろう…
近年、中国において所得格差がますます拡大していることを示した世銀レポートの内容を紹介したFinancial Times およびWall Street Journalの記事が話題を呼んでいるようで、僕の見た限りでも複数のブログでポストされていた。記事によれば、2001-03の2年間…
マンキュー先生も野次馬的に取り上げているし、あちらでは結構盛り上がっているみたい。 ざっと目を通して理解したところによれば、まずサックスがScientific American誌に寄稿した論文の中で、北欧の福祉国家がイギリスやアメリカといった新自由主義の国家…
以下は前二回のエントリの続きです。 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061123 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061125 ・・さて、今まであまり深く考えずに、世界のコーヒー価格が上昇(下落)すれば、コーヒー農家はそれに対して反応し、生産量を増やす(…
前回のエントリid:kaikaji:20061123の続きです。よろしければコメント欄の「政治学者の卵さん」とのやり取りもご覧ください。 さて、前回、フェアトレードによるコーヒー豆の買い付けに経済学的意味があるとすれば、それは「援助」ではなく「生産リスクの消…
Open-Economy Politics: The Political Economy of the World Coffee Trade作者: Robert H. Bates出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 1998/12/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る バークレーの古本屋で購入したままほうっ…
フェアトレード運動については今までどちらかと扱うのを避けていたのだが、前回予告したので、頑張って論じてみる。一般的にはフェアトレード運動も反スウェットショップ運動と同じく先進国の「倫理観」に支えられた理想主義的な運動だと思われがちである。…
すでにnetoさんにコメントいただいたが、先日紹介したBS「世界のドキュメンタリー」はどれもなかなか見ごたえのある内容で、また授業にも使えそうで、よかったよかった。 ただ13日に放送された、「首飾りを作ったのは誰? 〜中国 出稼ぎ少女の労働事情〜」に…
例の薬師院氏の本を読んだのがきっかけになって、と言うわけではないが、このところ、「社会」と「自由」の関係についていろいろ考えているのだが、うまくまとまらない。 そんなところに、岩波「思考のフロンティア」の一冊としてすでにネット上での高い評価…
今度はBS「世界のドキュメンタリー」。 http://www.nhk.or.jp/bs/wdoc/「首飾りを作ったのは誰? 〜中国 出稼ぎ少女の労働事情〜」11月13日(月)後9:10〜10:00 「そのビーズ、どこからやってきたか知っていますか?」「誰が作ったのか考えたことがあります…
「中国映画の全貌2006」という特集をやっているので久しぶりに九条のシネ・ヌーヴォを訪れる。あいかわらず場所わかりにくいなあ。 http://www.cinenouveau.com/china2006_hp/china2006.html さて表題作は一言で言うと(地方)政府による、「農家の実態を無視…
こうやってメモしておかないと自分で忘れちゃうもんで。フジTV NONFIX 11月16日(木)02:28〜03:23 「男一代菩薩道〜インド仏教の頂点に立つ男〜」 http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/f523.html 何回目かの再放送みたいですが。佐々井秀嶺師について…
旧聞に属するが、今年の夏にウォルマートが中国に出店している支店での労働組合設立を認める方針を打ち出し、かなりの注目を集めた。 http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060805c2m0501505.html http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/10/13/1@75915.htm
今しがたミャンマーの番組を見終わったけど、貴重な映像ではあるがドキュメンタリーとしてはちょっと突っ込み不足かな。ただ、こういうアジアの途上国についていえば、たとえアメリカその他に経済制裁されても中国とさえ仲良くしておけばそこそこ経済発展で…
内容紹介は以下で。 http://www.nhk.or.jp/bs/bsdoc/11月1日(水)後9:10〜10:00 心を祖国の歌に乗せて 〜ロシア沿海州・「高麗人」の子どもたち〜11月2日(木)後9:10〜10:00 夢はケアギバー 〜フィリピン・介護士を目指す子どもたち〜 11月3日(金)後9:10…
インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け作者: 中島岳志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/07/22メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (21件) を見る おすすめ。もともとインドは観光で一度訪れて中国以上にわけわかめな国だという強い印象を持…
id:dojinさんところ経由で、以下のエントリを知る。 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-date-20061031.html 私も大変勉強になりました。痒いところをちゃんと掻いてもらったというか。
日本とフランス 二つの民主主義 (光文社新書)作者: 薬師院仁志出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (73件) を見る 宮崎哲哉氏が『新書365冊』ASIN:4022731060この本、日ごろよく見ている…
最近参照することの多いアメリカの経済学系ブログEconomists Viewで、中国の新左派を代表する論客である汪暉(Wang Hui)氏の主張が紹介されている(元の記事はNYTに掲載)。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2006/10/chinas_new_left.html
Greg Mankiw's Blog 'Tierney on Wal-Mart and Sweatshops' We will be discussing the sweatshop debate later in the semester in ec 10 マンキュー先生、ひつこいです。ひつこいのは私もですが。