2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧
スタンフォードのブックセンターでマッキノンの新著 Exchange Rates Under The East Asian Dollar Standard を購入。内容は以下の通り。Introduction: The East Asian Exchange Rate Dilemma 1 The East Asian Dollar Standard, Fear of Floating, and Origi…
明日から一週間ほどアメリカに行くので、ブログの更新はお休みします。
はっきり言ってこの問題に関する関心は限定的なものであるつもりだったし、中国の現状とかこれも戦争責任と法と正義をめぐって慰安婦問題ほどではないが社会問題になった「東史郎裁判」との関心とのからみから考えを述べたわけで「法の外に正義を想定しない…
mojimoji氏に対する応答は明日の晩ぐらいに行います。※追記 あかん、全然時間ないっす。明晩まで待ってほしいっす。
以前、ちょっと時間ができたら東アジア共同体の問題について触れると約束したので、まず比較的自分のフィールドに近いところから。 2月16日のbewaadさんのコメントを見て興味を引かれ、黒田東彦『通貨の興亡』を購入してざっと読んでみて抱いた疑問。 黒田氏…
左近司祥子という人の的場昭弘本書評が毎日新聞に。http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/archive/news/2005/02/13/20050213ddm015070110000c.html実物を読んだわけではないので負け気分というほどではないが、書評だけでもなんとなく脱力…
水谷尚子氏による「抗日プロパガンダ映画史」の見取り図(id:hanak53:20050211より) 日本人や日本兵を直接見知っていた世代が、乱暴無頼だがどこかユーモラスで憎めない「日本兵」を映画で演じていた時期(1950s-1970s)→「残虐な日本兵」イメージが必ずし…
座長から「簡単なレジュメしか出ていないから自分も報告するつもりでいっぱいしゃべって欲しい」といわれたのでせっせと中国語のパワーポイントを用意して臨んだ。会場に着いたら分厚くて中身も非常に濃いペーパーがしっかりと用意されており、話が違うぞ、…
明日は中国からお客さんをお迎えしての研究会で、報告に対して中国語でコメントしなくてはならず、そのために今から頭を中国語にしておかなければならない。だから、今日はこれ以上日本語の文章を書くのはやめておこう。
既成のアカデミックな歴史学への批判(否定ではない)的姿勢を崩さず、アボリジニ達の「ケネディ大統領が俺達の村にやってきた」というような「語り」を、単に史実と異なる誤りや、彼らが信じている神話の一種だとして切って捨てるのではなく、まず「歴史的…
稲葉さんのブログのコメント欄id:shinichiroinaba:20050204で紹介されていたこの本だが、確かに中にはいい論考もあるんだろうけど、少なくとも東・東南アジア関係は正直言って「うーん、ちょっと・・」という感じ。例えば金熙徳は、日中関係や中朝関係を語る…
1月12日の日記id:kaikaji:20050112でちょっとだけ触れた 『世界』2月号掲載の鈴木賢氏の論考「中国に地殻変動は生じているのか」をようやく入手。一言で言うと、朱建栄氏(に代表される楽観論者)による、「中国は少しづつ民主化の方向に向かいつつある」と…
渋谷由里『馬賊で見る「満洲」 張作霖のあゆんだ道』(講談社選書メチエ 317)渡辺龍策の名著(『馬賊』中公新書)が長らく絶版状態だったことを考えると、この分野における貴重な啓蒙書の出版といえるだろう。『諸君!』3月号に掲載の三浦小太郎(この人…
このところ入試業務がらみで毎日朝早く呼び出される上に勤め先ではあまり愉快ではないことばかり、というわけでやや出勤拒否気味の日々。せめて本くらい心が洗われるようなものを読みたい、ということですでにあちこちで話題になっている本だけれど、保苅実…