2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
これは以前にnetoさんが「わかりやすい」とほめておられたので先日サンフランシスコの紀伊国屋に行ったときに買ったもの。 確かに人民元改革をめぐる制度的な説明はわかりやすいし、人民元の切り上げ圧力をみるのにはシンガポールなどのNDF市場の動向に注目…
http://dicenews.cocolog-nifty.com/2075/2006/03/post_07ce.html http://dicenews.cocolog-nifty.com/2075/2006/03/u_9b44.html ↑こちらで『中国青年報』『新京報』に掲載されたスティグリッツの北京での講演の模様が紹介されているが、僕の愛読する『財経…
26日も『世界日報』における馬英九旋風は止まらず、支持者らと早朝のジョギングに興じる様子などが紙面を飾った。以下は25日サンフランシスコで行われた在米華僑の団体主催の晩餐会での演説の記録。http://www.worldjournal.com/wj-sf-news.php?nt_seq_id=13…
25日付の米北西部版『世界日報』は馬英九一色で、「馬旋風ベイエリアに到来、サンフランシスコは熱狂の渦に」「バークレーでの対話集会、馬英九は無敵の人気」とか、紹介していてこっちが恥ずかしくなるような見出しがおどる。まあ、一人の政治家についてこ…
台湾の政治をめぐっては陳水扁政権の仕掛けた「終統(国家統一綱領、国家統一委員会の廃止)」のあと3月に入って藍色(国民党)、緑色(民進党)両陣営主催の大規模なデモが相次いで開催されるなど、相変わらず動きが激しいが、そんな中で馬英九国民党主席が…
以前紹介した、矢吹晋氏による『マオ』の長編書評が掲載されている『中国情報源』2006-2007年版が出ました(現在、予約受付中でした。すんません)。 http://www.mmjp.or.jp/sososha/gen06-07.html で、この蒼蒼社のサイトにはその最初の4ページ分のPDFフ…
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2006/03/22-120621.php http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2006/03/23-000817.php 開発経済学の専門家でもなんでもない私がいきなり「ちゃんとしたレビュー」を書くことになっていますが、47th…
先日のエントリid:kaikaji:20060318でのBaatarismさんとのやり取りを受けて、同エントリで紹介した『財経』3月6日号の「新農村建設」に関する座談記事のうち、「新農村建設」への批判、及び都市への労働力移動との関係が述べられたところがを訳出してみる。…
The White Man's Burden: Why the West's Efforts to Aid the Rest Have Done So Much Ill and So Little Good作者: William Easterly出版社/メーカー: Penguin Press HC, The発売日: 2006/03/16メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (…
ここで前回紹介したいわゆる「新自由主義」勢力とその批判者である左派との立場の違いを整理してみよう。
いかにも唐突ではあるが、このたび終了した中国の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)についての分析の真似事をしてみたい。といっても日中関係とか台湾関係とかいった目立つ話題についてはいくつも扱っているブログがあると思うので、ここでは…
青木昌彦氏らを中心とした「比較制度分析」サークルを代表する研究者であり中国経済の専門家でもあるQian Yingyi教授のセミナーでオーストラリアのブラウン大学のNancy Qian氏の報告を聞く機会があった。1959年から1961年にかけて中国で発生し、少なくとも15…
1月に日本経済に関する大々的な特集記事を組んだ中国の経済誌『財経』がネット版で早速今回の量的緩和政策解除について報じており、相変わらず日本経済に対する関心の高さを示している。 http://caijing.hexun.com/text.aspx?lm=2550&id=1558160 まあ内容は…
http://www.nytimes.com/2006/03/08/business/worldbusiness/08chinanet.html?_r=1&oref=slogin (無料のサインアップが必要) On any of China's leading search engines, enter sensitive political terms like "Tiananmen Square" or "Falun Gong," and t…
いや、日本経済についてはできるだけ論じないようにしているんですが、巷であんまり盛り上がっているのと、こういう議論においてあまり言及されることのないS&G『新しい金融論』で、今回の状況を強く連想させるような記述に出あったもので。以下、スティグリ…
『世界日報』(台湾『聨合報』系の華字新聞)は『ブロークバック・マウンテン』が作品賞を逃したのがよほど悔しかったらしく7日付の新聞でもどこかのメディアから「『クラッシュ』はこの50年来でもっともぱっとしない受賞作だ」などという論説を引っ張ってき…
で、その『クラッシュ』だが、もちろんいい映画であることは間違いない。すでに日本でも公開されているようなのでこれから色々レヴューも出てくるだろう。というわけで内容の紹介は省略して、若干の雑感をば。
まあこういうタイトルを思わずつけてしまうほど、下馬評では一貫して『ブロークバック・マウンテン(中文タイトル・断背山)』の評価が高かったわけですが。6日付の在米華字新聞は当然のごとく李安(アン・リー)の監督賞受賞をデカデカと報じる一方で『クラ…
2月27日のエントリと韓リフ先生のコメントを受けてメモ的に。なお、'Original Sin'とは、新興市場とみなされている国家や地域が海外からの資金を受け入れる際、自国通貨以外の通貨(多くの場合はドル)で受け入れなければならない状況を指す。アイケングリー…