梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

香港

お仕事のお知らせ

www.genron-alpha.com 東浩紀氏との対談記事「悪と公共性をアジアから考える」第3回が公開されました。東さんの『一般意思2.0』にも通じる中国における「人民の意思」をめぐる考察や、映画『理大囲城』を題材にした、アジア社会における公平な観察者、あるい…

お仕事のお知らせ

月刊誌『Wedge』11月号に寄稿した「『北京対香港』を乗り越え連帯を訴える不屈の左派論客 區 龍宇」という記事がウェブで公開されました。香港の「プロレタリア民主派」のアクティビスト、區龍宇氏の主張と、彼の近著『香港の反乱2019 抵抗運動と中国のゆく…

お仕事のお知らせ

wedge.ismedia.jp 月刊誌『Wedge』に、「『北京対香港』を乗り越え連帯を訴える不屈の左派論客 區 龍宇」という文章を寄稿しました。香港の「プロレタリア民主派」のアクティビスト、區龍宇氏の主張と、彼の近著『香港の反乱2019 抵抗運動と中国のゆくえ』の…

いただきもの

www.hakutou.co.jp 監訳者の曽根康雄さんよりご恵投いただきました。香港の政治経済状況を、新自由主義的な経済政策の失敗という観点から読み解いた貴重な書籍です。下記の松尾匡さんの書評、ならびに安田峰俊さんと曽根康雄さんの対談記事もぜひご覧くださ…

いただきもの

tsugeshobo.com 版元よりご恵投いただきました。民主化運動の背景となった歴史的な背景から、個々の運動の局面で現れてきた香港社会の矛盾、北京政府の横暴、そして運動自体がもつ問題点の指摘まで、民主化運動がもつ多面性を描き切った、現代の香港問題に関…

『理大囲城』と「公平な観察者」について

genron.co.jp 先日刊行された『ゲンロン12』の東浩紀氏(以下敬称略)の論考「訂正可能性の哲学」を読んだ。これで、ゲンロン10から3号分の彼の長編評論を、比較的短期間のうちに読んだことになる。もちろん扱っているテーマは異なるのだが、そこに一貫する…

いただきもの

www.nippyo.co.jp 著者のお一人である阿古智子さんよりご恵投いただきました。昨年6月に制定され、香港における言論の自由や民主化の動きにとって大きな脅威になっている国家安全維持法について、その影響を冷静に見極めようとする貴重な著作です。www.akash…

いただきもの

www.kadokawa.co.jp 相変わらず、精力的に著作を発表し続けているノンフィクション作家の安田峰俊さんからご恵投いただきました。本作は3年前に出版されて話題を呼んだノンフィクション、『八九六四』の増補完全版です(こちらについての私のブックレヴュー…

いただきもの

jig-jig.com 著者の阿古智子さんよりご恵投いただきました。昨年以来香港を取り巻く状況を、そこに暮らす主婦、ソーシャルワーカー、非常勤警察署員、大学院生、香港っ子日本人高校生、親中派年金生活者、知識人など様々な立場の人たちに光を当てながら考察…

いただきもの

香港とは何か (ちくま新書 1512) [ 野嶋 剛 ]価格: 924 円楽天で詳細を見る 近年、特に精力的にお仕事を発表され続けている野嶋剛さんが、歴史・文化的な背景も踏まえながら激動の香港情勢をリポートした渾身のノンフィクションです。特に、2014年の雨傘運…

いただきもの

香港の歴史――東洋と西洋の間に立つ人々 (世界歴史叢書)作者:ジョン・M・キャロル発売日: 2020/07/10メディア: 単行本 訳者のおひとりである倉田徹さんからご恵投いただきました。あとがきで書かれているように日本では香港に対する関心が急速に高まる中、「…

いただきもの

バランスシートでゼロから分かる 財政破綻論の誤り作者:朴 勝俊,シェイブテイル発売日: 2020/06/25メディア: 単行本(ソフトカバー) 最近、反緊縮派の気鋭の論客として注目を集めている朴勝俊さんがやはり反緊縮・積極財政論の立場からインターネットを中心…

和みモード。

一時はどうなるかと思われたWTO閣僚会議での韓国農民による過激なデモ。今日の香港紙(『明報』)の報道を見る限り、約1000人が連行された大荒れの一夜が明けた会議閉幕の一日は、「韓国農民数百人が会議場に向かって'We love Hong Kong'あるいは下手くそな…