梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

血と汗と

今日の『星島日報』に例のバークレーでの反スエットショップ運動の続報が載っていたのだが、それで'sweat shop'のことを中国語で「血汗工廠」と書くことを恥ずかしいことにはじめて知った。 早速ググってみたところおびただしい数の記事が(ただし日本語のも…

【実は】産経新聞とニューヨークタイムズ【仲良し?】

産経新聞「中国人 マルクス詣で 独の故郷にぎわう」(4月28日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060428-00000032-san-int これってもしかしてニューヨークタイムズの25日付の記事 'Marx's House Is the Mecca of the Chinese Tourist Class'の後追いな…

中国の利上げと元高期待

http://www.nytimes.com/2006/04/28/business/worldbusiness/28yuan.html?_r=1&oref=slogin http://ameblo.jp/kadokura4/entry-10011882323.html まあもちろん貸出金利のみ0.27%あげたからってすぐになにか国内経済に影響を与えると言うものではないと思う…

動くアカロフ

アメリカの経済学系ブログNew Economistで紹介されていたのだが、ジョージ・アカロフ教授の世界銀行での講演の模様を以下のサイトで無料で見ることができる(Real Playerを使用)。 http://info.worldbank.org/etools/bspan/PresentationView.asp?PID=1757&E…

ニコラス・クリストフ氏の中国批判記事

23日付のニューヨーク・タイムズ紙のオピニオン欄に、現在ダルフールにおける虐殺への関与で批判を浴びているスーダン政権と密接な関係を持っているとして中国を名指しで非難する論説、'China and Sudan, Blood and Oil' が掲載された。執筆者は従来より中国…

ニューヨーク・タイムズと『大紀元』

ブッシュ=胡会談については既に日本のメディアでも盛んに報道がなされていると思うので手抜きモードで。会談の成果に関するNYT, WSJ, FTの三紙のスタンスはほぼ共通していて、簡単に言ってしまえば「ビミョー」の一言に尽きるような気がする。それがよく現…

矢吹書評が早くもウェブサイトで公開

http://www25.big.or.jp/~yabuki/2006/ya-mao.pdf それにしても先生、こんなに早く無料公開しちゃったら『中国情報源』のうれゆきに影響が出ると思うんですけど・・ でも内容は確かにむっちゃオモロイです。

ウォールストリート・ジャーナルの中国報道

胡錦涛の報米について、昨日「扱いが小さい」と書いたウォールストリート・ジャーナルだが、今日(20日)は飛ばしてくれました。ほとんど「中国特集」といっていいほど中国関連記事がてんこ盛りで、ヲチャーにはこたえられない内容となっています。以下、い…

「胡さん」のアメリカ訪問と各紙の反応

さて、せっかく「胡さん」がこちらにいらっしゃっているので、現地メディアの反応を探ろうと英字紙をあれこれ(といってもせいぜい三紙だが)買って読み比べてみている。かつて「江さん」がアメリカを訪問した時にはあちこちでいろいろパフォーマンスを見せ…

正義はハダカにあり

それは、1週間ほど前の雨の日のキャンパスでのことだった。これまでこのブログで天気の話をしたことはなかったけど、今年の北カリフォルニアはなんでも気象観測史上始まって以来の天候の悪さで、特に4月に入ってから先々週くらいまでは毎日のように雨が降り…

『マルクスの使いみち』の使いみち

マルクスの使いみち作者: 稲葉振一郎,松尾匡,吉原直毅出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/03/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (50件) を見る なんか、不遜なタイトルですみません。この本は既に多くの人があちこちで感…

メモ

Fred BergstenやNicholas R. Lardyらによる新刊の紹介。 http://neweconomist.blogs.com/new_economist/2006/04/china_the_balan.html 下記で序章のPDFファイルが公開されている。 http://www.iie.com/publications/chapters_preview/04648/01pa04648.pdf し…

移民問題についてあれこれ

昨日は移民問題をめぐってアメリカ各地で大規模なデモが行われたのは報道の通りだが、バークレーのキャンパスでもメキシコ系の学生を中心に100人くらいのデモが行われた。ワシントンなどのデモでは、メキシコ・ナショナリズムあるいは反米主義のイメージを与…

メモ

昨年7月以来の人民元の動きは99%ドルに連動している(バスケット制tとは名ばかり)、という実証研究。 http://www.mayin.org/ajayshah/papers/CNY_regime/それに対する反論。 http://sun-bin.blogspot.com/2006/04/rmb-and-usd-finally-de-coupled.html

イースタリー講演と日本の開発援助

水曜日に経済学部主催のセミナーでウィリアム・イースタリーの講演会があったので参加してきた。イースタリーの基本的な主張はすでに47thさんが手際のよい紹介をされている(1、2、3)なのでそちらを参照してください。 それを読んでいたため、もっとサッ…

メモ

オーストラリアのウランをめぐる中国と台湾の動き。 http://www.nytimes.com/2006/04/03/world/asia/03australia.html?_r=1&oref=slogin http://www.nytimes.com/reuters/world/international-minerals-australia-uranium.html http://www.business-i.jp/new…

アメリカの経済学者と移民問題

先日のエントリにトラックバックを送ってくださったhicksianさんのブログで紹介されていたが、グレゴリー・マンキューなど著名な経済学者も移民問題についてエントリを書いているようなので、とりあえずリンクしておきます。Greg Mankiw's Blog http://gregm…

ケーキケーキケーキ

今晩、知人たち(日本人)と食事会をする機会があったのだが、なぜか近所のスーパーで売っている、でかいだけでいかにもまずそうなケーキを食べてみようということになり、好奇心で試してみたら、甘ったるくて、クリームはべっとりしてて、スポンジケーキは…

クルーグマン、移民問題を語る。

日本ではあまり話題になっていないようだが、このところアメリカ議会では米移民法を厳格化動きがあり、それに反対するマイノリティが各地でデモを繰り広げるなど、かなり大きな社会問題になっている。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060327-00000529-…