梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

朝鮮半島

いただきもの

東アジアの論理-日中韓の歴史から読み解く (中公新書 2586)作者:岡本 隆司発売日: 2020/03/17メディア: 新書 相変わらず旺盛な執筆活動を続ける岡本隆司さんから新しいご著書をご恵投いただきました。ひとまず、帯の文句「中国と韓国を理解するには歴史に鋭…

いただきもの

北朝鮮問題のジレンマを「戦略的虚構」で乗り越える作者: 松竹伸幸出版社/メーカー: あおぞら書房発売日: 2019/02/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 著者の方からご恵投いただきました。ありがとうございます。

いただきもの

北朝鮮の人権問題にどう向きあうか作者: 小川晴久出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2014/08/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 北朝鮮の人権問題に長年取り組んでこられた著者からご恵投いただきました(出版は昨年の夏…

BMDを棄つるの覚悟

珍しく反響の大きかった拙エントリ「経済学的思考のすすめ」について、Baatarismさんからトラックバックをいただいている。 まず、北朝鮮が打ち上げに失敗して日本国内の市街地に墜ちてきたときの経済的な損害は大きいでしょう。しかし、その一方で、北朝鮮…

経済学的思考のすすめ

一連の北朝鮮関連の報道については個人的に違和感を感じることばかりだが、中でもおかしいと思うのが、北朝鮮政権の一連の行動に関する「意図」については盛んに分析・憶測がなされる一方で、それに反応する日本政府の「意図」についてはほとんど問題にされ…

テッサ・モーリス-スズキ『北朝鮮へのエクソダス』

すでにあちこちで高い評価を受けているけど、改めてこれは名著だと思う。北朝鮮問題について左派の立場から書かれたものとしては、全くアプローチは異なるけれど、脱北者の問題を扱った石丸次郎氏のルポルタージュ、『北のサラムたちasin:4901873016』と相通…

いまさらながら『パッチギ!』雑感

韓流好きリフレ派先生、遅ればせながら『最後の「冬ソナ」論』出版おめでとうございます。 いや、当然こちらでは未入手なんですが、NHK土曜夜の韓流ドラマは毎週チェックしていたもののそれ以外の「追っかけ」はしないというヘタレ韓流ファンとしては、以前…

映画「パッチギ!」(すみません観てません)

以前の日記にトラックバックしていただいたdivoxさんid:dvoix:20050128と、前田裕一と言う人の映画「パッチギ!」評http://movie.maeda-y.com/movie/00455.htm。 重要なことが語られてるようなんだけど、とりあえず映画を観ていないのでなんともいえないなあ…

メモ

http://www.asiavoice.net/nkorea/archives/000106.html http://www.asiavoice.net/nkorea/archives/000108.html やっぱりおかしいと思うことはちゃんと声を出して言わないと、ね。

悪戦苦闘の日々

今日は1回生の入門ゼミの日だった。このゼミは今年から導入されたもので、入ったばかりの学生をお守りさせるために教師の専門分野などにはお構いなしに学籍番号順に強制的に割り当てて指導させ、しかもその指導の内容について(専門科目への興味をかきたてれ…

学生への啓蒙とプチ・ナショナリズム

予告した木村さんからいただいたメールの内容を要約すると、木村さんは出版の段階で「あの表題であの新書を買う人は、ある程度、朝鮮半島にディープに入れ込んでいる人に違いない」とマーケティングの対象を絞り込んでいて、むしろ、彼らの考えに積極的に働…

木村幹さんへのメール

勤め先に着いたらなんと木村幹さんご本人から「はてなの書き込み読みましたよ」とのメールが来ていて、一瞬焦る。まさか読まれているとは・・(誰が知らせたんだろう?それともgoogleから?はてな恐るべし!) いただいたメールの内容については要約して掲載…

「朝鮮民主主義研究センター」の小池氏による『朝鮮半島をどう見るか』の書評。」http://www.asiavoice.net/nkorea/archives/000035.html なかなか手厳しい。ただ、「業界向けではない、一般の人に届くメッセージを持っているかどうか」を問題にしていると言…

続けて木村さんの本について

彼の基本的な主張は、とりあえずイデオロギーを離れて客観的なデータなどを中心に「普通に」朝鮮半島を眺めてみよう、と言うものである。その主張には基本的に賛成できるし、実際木村さんの専門的な業績に裏付けられた「半島の国々、特に韓国は、人口・経済…

朝鮮半島研究の現状

最近出た木村幹氏の『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)を読み、いろんな点で考えさせられた。 わが国においては「専門家」たちもまた、朝鮮半島に対する二つのステレオタイプに深くおかされてきた。私自身も、それぞれのステレオタイプを奉じる「専門家…