梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ネタ

'Freakonomics' ISBN:006073132X と当世アメリカ大学院生気質。 http://www.nytimes.com/2006/01/27/business/27econ.html?_r=1(サイン・インが必要)

追記

http://www.ier.hit-u.ac.jp/COE/Japanese/Newsletter/No.6.japanese/SUGIH.HTML (via http://bewaad.com/20060130.html#p01)

イギリス資本主義論とアジア工業化

id:odanakanaokiさんのブログで予告編が連載されていた「名著再訪・20世紀日本の経済学編」は今から本格連載が楽しみな企画だ。予告編でこれだけためになるのだから、実際活字になったものを読むとさぞかしためになることだろう。 その中の1冊、川北稔『工業…

『マオ』を読むブッシュ

http://www.nytimes.com/2006/01/23/politics/23letter.html?_r=1 マクレラン報道官によると、ブッシュ大統領は先週ローラ夫人にこの本をプレゼントされて以来毎日ベッドタイムで読みふけり、この度読み終わったところとのこと。彼はこの本にいたく感銘を受…

厳善平『中国の人口移動と民工』ISBN:432650272X

今月初めに注文していたものが今日届く。ここでも何度か書いたかと思うが、今後の中国のマクロ経済政策運営の行方は、地域間の人口移動がどれだけスムースに行われるか、およびそういった流動人口に社会保障を初めとした公共サービスがどれだけ提供されるか…

現代中国論と「専門知」と「世間知」のギャップについて

数日前ウチダ先生のエントリを批判すると予告したら、狙い通り(?)その後アクセス数が増えている件について。このまましばらく引っ張っておこうかとも考えたが、そろそろ効果も薄れたようなので。

引き続き統計問題について。

Bricks経済研究所の門倉貴史さんが中国のGDP統計の問題点についてレポートを発表している。 http://www004.upp.so-net.ne.jp/kadokura/rport20060115a.pdf 基本的に妥当な見解だと思う。その上で、以下の点を付け加えておきたい。1.地方の統計と全国の統計…

予告

数日前のウチダ先生のエントリが、あまりと言えばあまりな内容だったので、気が進まないけどこりゃやっぱりちゃんと批判しとかないといけないだろうなと思っている件について。 まあ普通に考えれば知ったかぶりのおじさんがちょっと仕入れてきた知識で今流行…

メモ

中嶋誠一他/国際貿易投資研究所監修『中国のエネルギー産業:危機の構造と国家戦略』ISBN:4880530972 ryozo18さんとのやり取りid:ryozo18:20060110で「やっぱり中国の将来を考える時エネルギー問題は大事だよね」ということで合意をみたので。まあ現在の国…

Joseph E. Stiglitz=Andrew Charlton, 'Fair Trade for All: How Trade Can Promote Development' ISBN:0199290903

収穫された豆から緑の双葉が伸びている「いかにも地球に優しそうな」表紙(前日のエントリ参照)。最初書店でこの本を見かけたとき、スティグリッツと「フェア・トレード」という意外な組み合わせに興味を引かれた反面、「生産者と直接結びついた取引をして…

スティグリッツの新著キターー!

STIGLITZ : FAIR TRADE FOR ALL (Initiative for Policy Dialogue Series C)作者: Joseph E. Stiglitz,Andrew Charlton出版社/メーカー: Oxford University Press (Japan) Ltd.発売日: 2005/12/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (6件) を見る …

続・GDP統計値の修正

昨年末に引き続き、ryozo18さんid:ryozo18:20060110が、中国GDP統計値の上方修正に関する各種報道のまとめをエントリされている。 そこ(およびコメント欄)でも触れられているが、90年代の一連のGDP統計の改訂作業の実質的な責任者であるのが国家統計局の許…

『ホテル・ルワンダ』

「人を救う映画」つながりということで『シンドラーのリスト』のDVDを返しに行ったついでに借りてきて今晩観る。 ・・で、このまま調子に乗っていろいろ書いてしまうとと完全に映画ブログになってしまいそうだし、日本公開直前と言うことでもあるので、とり…

メモ

ジョン・J・タンク・編著『本当に「中国は一つ」なのか』ISBN:4794214618 いつもお世話になっているnetoさんのブログより。http://www.doblog.com/weblog/myblog/33838/2199351#2199351 内容自体はくだらなそうだが、資料的な価値はありそう。日本では、アメ…

スピルバーグ

年末に『ミュンヘン』を観てからすっかりスピルバーグのことが気になってしまい、観ていなかった『宇宙戦争』と10年以上前に見たきりの『シンドラーのリスト』のDVDを借りてきて大晦日から正月にかけて観た。ちなみに写真はこちらで買った太平洋戦争をモチー…

メモ

中国GDP統計の上方修正について。 http://www.21ccs.jp/china_watching/KeyNumber_NAKAMURA/Key_number_22.html

『マオ』の注・参考文献について

山形さんの「最近の噂」より。 「マオ」 をさらに見ている。この本の注と参考文献はpdf でネット上においてある。このやりかたを嫌う人もいるけど、完全に割愛する従来の悪習に比べれば格段の進歩だし、各巻の定価が 1,000 円ずつ上がるのとどっちがいい? …

映画の英語

アメリカの映画館に足を運ぶようになってから、その映画が面白いか面白くないか、ということのほかに、「その映画の英語が聞き取れるかどうか」ということが重要なポイントの一つになっている。例えば『ミュンヘン』『SAYURI』は登場人物が(あるいは実際の…