一時はどうなるかと思われたWTO閣僚会議での韓国農民による過激なデモ。今日の香港紙(『明報』)の報道を見る限り、約1000人が連行された大荒れの一夜が明けた会議閉幕の一日は、「韓国農民数百人が会議場に向かって'We love Hong Kong'あるいは下手くそな広東語で「ごめんなさい」と叫んだ」とか、「会議終了後は農民たちと警備員が一緒になってダンスを踊る場面もあった(写真)」とか、なんというかすっかり和みモード。香港市民の中からは「韓国の農民たちってカワイイ」「宮崎駿のアニメのキャラみたい(??)」などという声も聞かれる始末。香港市民よ、本当にそれでいいのか?奴らをそんなに甘やかして!調子に乗って絶対「次」も大暴れするぞ?まあ、「次」は香港でやるわけではないからどうでもいいのかもしれないが。
・・とはいえ実を言うと僕もこの人たちのことはどうしても嫌いになれなかったりする(もちろん、暴力行為は支持しないが)。というか頼むからこの決して賢明ではないが人間味にあふれる人々を「マルチチュード」などというバタ臭くて粗雑な概念で一くくりにしないでないで欲しいのだが・・