2月27日のエントリと韓リフ先生のコメントを受けてメモ的に。なお、'Original Sin'とは、新興市場とみなされている国家や地域が海外からの資金を受け入れる際、自国通貨以外の通貨（多くの場合はドル）で受け入れなければならない状況を指す。アイケングリーンやＲ．マッキノンは、この状況が新興工業国のマクロ経済や金融市場における不安定性をもたらす原因になっていると指摘している。
"The Mystery of Original Sin" (with Ricardo Hausmann and Ugo Panizza), August 2003.
http://www.econ.berkeley.edu/~eichengr/research/osmysteryaug21-03.pdf
"Original Sin: The Road to Redemption" (with Ricardo Hausmann), August 2003.
http://www.econ.berkeley.edu/~eichengr/research/osroadaug21-03.pdf
"The Pain of Original Sin" (with Ricardo Hausmann and Ugo Panizza), August 2003.
http://www.econ.berkeley.edu/~eichengr/research/ospainaug21-03.pdf
これらは全てコンファレンスでの報告論文に修正を加えたものであり、単行本Barry Eichengreen and Ricardo Hausmann (eds), Other People's Money: Debt Denomination and Financial Instability in Emerging Market Economics. ISBN:0226194558 にも収録されている。
参考： B.アイケングリーンのウェブサイト
http://www.econ.berkeley.edu/~eichengr/index.html
