梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お知らせ

本日より一週間ほど旅行にでかけるためその間ブログの更新だけでなく頂いたコメント・トラックバックへのお返事は恐らくできなくなると思います。こういうパターンが多くてすみません。お返事は恐らく一週間後になると思いますが、それでよろしければどうぞ…

高原基彰『不安型ナショナリズムの時代』

不安型ナショナリズムの時代―日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由 (新書y)作者: 高原基彰出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2006/04/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 139回この商品を含むブログ (77件) を見る 今更いうまでもないと思うが、本書は近…

追記

さっき試してみたら新浪網のブログの方も既に削除されていますた。中国のネチズンが勝利する日はまだまだ遠そうでつ。

ニコラス・クリストフの中文ブログ

6月20日付のNYTでニコラス・クリストフ(中国名は紀思道)が、中国のネット規制についてのコラムを書いている(下記リンクは有料)。 In China It's ******* vs. Netizens その主張は「中国当局は必死になってネット規制を強化しようとしているが、いまや…

メモ

預金準備率の引き上げ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000002-nna-int http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000812-reu-bus_all

追記

6月22日付NYTでJoseph Kahn記者がこの問題のかなりくわしい記事を書いている。とりあえずメモ。 Rioting in China Over Label on College Diplomas

河南省における学生のデモ(暴動?)。

http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/62a64f26444704f162e02ca3ad4692bc http://blog.goo.ne.jp/aquarellisute/e/e4bfab4b3a2051123ec66ff295892c63 もちろん、この動きは突然出てきたものではない。以前id:kaikaji:20060615紹介した『星島日報』の記事と今…

開発・NGO・民族問題

id:dojinさんからトラックバックをもらって初めて知ったのだが例の「血汗工廠」関連の記事が稲葉振一郎さんの朝日夕刊のコラム「ブログ解読」で取り上げられたようだ。記事の背景になった議論についてはdojinさんのエントリで紹介されているのでそちらをご覧…

Google Earth (Release 4 - BETA)

こりゃすげえ。ダウンロードはこちらから。'Fly To'のところに例えば42°39'19.48"N,94° 10'02.50"Eとか打ち込んでみてください。 この他にもネタの宝庫のような予感が。それにしても、グローバル資本の前にここまで全てをさらけ出して、大丈夫なのか?

生活苦にあえぐ中国の大学生

最近の香港紙はというと先月文革40周年の特集で盛り上がったのに続いて、今月に入ってからは天安門事件の再評価を求めて中国政府を批判する記事が相次いだ、かと思えば最近は一連の不正疑惑で窮地に追い込まれている陳水扁政権を厳しく弾劾する記事を毎日の…

日本の外交と経済政策に関する本2冊

脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本作者: 安達誠司出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2006/05/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (26件) を見る 本書についてはすでに多くの経済学系ブログで言及がなさ…

メモ

ニコラス・クリストフ、イースタリー本と開発援助の難しさについて語る(マンキュー先生経由) http://gregmankiw.blogspot.com/2006/06/kristof-on-foreign-aid.html関連記事。 http://gregmankiw.blogspot.com/2006/06/on-jeffrey-sachs.html

東アジアの通貨統合は果たして望ましい政策レジームか

さて、前回id:kaikaji:20060610紹介した伊藤隆敏氏らによる議論の柱を整理すると、次のようになるだろう。 ・アジア諸国からの資金流入によって支えられたアメリカの経済赤字はすでに持続不可能な水準にあり、何らかの調整が必要とされる。 ・現実的な調整手…

スタンフォード大カンファレンス報告・その2

間があいてしまいすみません。今回は二日目のセッション、Regional Finance and Monetary Issuesについて、パネラーの一人であった伊藤隆敏氏の報告を中心に見ていくことにする。 さて伊藤氏の報告のテーマは端的に言えば「アジア共通通貨」の導入についてで…

土地供給を通じたマクロコントロール?

津上俊哉氏のブログで中国のマクロ経済に関する興味深い論考が紹介されていた。http://www.tsugami-workshop.jp/blog/index.php?year=2005&month=6&categ= http://www.tsugami-workshop.jp/article_jp_class7id20060430.html

ニコラス・クリストフ、ナミビアの「血汗工廠」を語る

'In Praise of the Maligned Sweatshop' http://select.nytimes.com/2006/06/06/opinion/06kristof.html記事は有料のようですが、以下の一節に目を通しておけばそれで十分かと。 Well-meaning American university students regularly campaign against swea…

メモ

クルーグマンの「ドル危機」に関する論文。次回紹介予定のカンファレンスのセッションの内容に関わるのでメモだけ。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2006/04/krugman_will_th.html http://www.econ.princeton.edu/seminars/WEEKLY%20SEMI…

スタンフォード大カンファレンス報告・その1 

春学期が終わってからできるだけシンポジウムやカンファレンスの類には出るようにしているのだが、今回のスタンフォード大のカンファレンスはさすが参加者が豪華なだけあって今までの中では一番ためになるものだった(まあ中にはorz、としか言いようのないセ…

メモ

http://duan.exblog.jp/3168820 http://duan.exblog.jp/3169773 http://duan.exblog.jp/3172668

スタンフォード大のカンファレンスの中間報告

感想その1: それにしてもロナルド・マッキノンは高橋是清に似ているなあ(思想ではなく顔が)。感想その2: それにしてもインド人はよくしゃべるなあ。もともと出席者のうちインド人比率が約4割、中国人+日本人で3割、アメリカ人3割、という感じだったの…

スタンフォード大のカンファレンス

明日から土曜までスタンフォードのカンファレンス'The 2006 Pan Asia Conference' に泊りがけで行ってきます。全体のタイトルは「アジアにおける経済政策改革の挑戦」というものですが実際は日本と中国とインドの研究者による個別報告がメインです。とりあえ…

自転車泥棒の(あまりヤバくない)経済学

僕は車に乗れないので、いつも自転車と地下鉄を利用して(ベイエリアの地下鉄は自転車を持ち込んでもかまわないので)大学に通っていたのだが、アメリカの都市で自転車泥棒が多いことは周知の事実である。で、今までは一時預かり所を利用するとか鍵を二本使…