6月1日(月)発売の、『週刊東洋経済』6月6日号のコラム「中国動態」に「加速する中国の経済改革 政治改革にも波及するか」という記事を寄稿しました。先日、共産党政治局常務委員の王岐山が、フランシス=フクヤマ、青木昌彦といったスタンフォード大の著名教授と行った会談の内容がリークされるという一幕があり、様々な憶測を呼びました。今回のコラムでは、このような「要人の非公式発言」とほぼ同じ時期に提出された国務院による経済体制改革に関する意見通知の内容を踏まえ、習近平政権における経済改革と政治改革との関連について論じました。
また、やはり6月1日発行の外務省発行の外交専門誌『外交』Vol.31のBook Review欄で、中島岳志さんの下記の2冊の著作をとりあげて論評しています。中島さんの著作からは、間もなく太田出版から刊行される拙著『日本と中国、「脱近代」の誘惑』を執筆する際にも大いに示唆を受けています。
- 作者: 中島岳志
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2015/03/20
- メディア: 単行本
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- 作者: 中島岳志
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2014/07/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本と中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する (homo viator)
- 作者: 梶谷懐
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/06/06
- メディア: 単行本
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