梶ピエールのブログ

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『外交』ブックレビューをレポジトリで公開しました

 2015年の5月から年3回外交専門誌の『外交』誌に寄稿してきたブックレビューが神戸大学のレポジトリで公開されましたので、ここにこれまで掲載されたレビューのリンクを時系列的に並べておきます。かつてのbk1(現honto)のカスタマーレビューに投稿していた頃のノリに近い感じで比較的好き勝手に書いております(それにしても経済関係の本がほとんどない!)ので、よろしければご笑覧下さい。

 
『外交』第31号「大衆に奉じた出版人、格差批判としてのアジア主義の射程」中島岳志『下中彌三郎 : アジア主義から世界連邦運動へ』、中島岳志『アジア主義 : その先の近代へ』

『外交』第33号「戦争被害の多重性を台湾のアウトローの活躍を通して活写した直木賞受賞作」東山彰良『流』、 野嶋剛『ラスト・バタリオン : 蒋介石と日本軍人たち』

『外交』第35号「戦後日本の「ねじれ」に向き合う」加藤典洋『戦後入門』、加藤典洋『村上春樹は、むずかしい 』

『外交』第37号「現代中国との「格闘」の記録」加々美光行『未完の中国 : 課題としての民主化』、子安宣邦『日本人は中国をどう語ってきたか』

『外交』第39号「差別をめぐる日本社会の『ねじれ』」角岡伸彦『ふしぎな部落問題』、角岡伸彦『ピストルと荊冠(けいかん) :〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦』

『外交』第41号「地域を越えて広がる『もう一つの資本主義経済』」 小川さやか『「その日暮らし」の人類学 : もう一つの資本主義経済』、加藤弘之『中国経済学入門 :「曖昧な制度」はいかに機能しているか』