梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2013-01-01から1年間の記事一覧

いただきもの

変革期の基層社会―総力戦と中国・日本作者: 奥村哲出版社/メーカー: 創土社発売日: 2013/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「中国基層史研究会」の研究成果ということですが、今回は日本史の研究者も参加されています。内容的には、下記の一連…

宣伝とお礼

名古屋大学出版会のウェブサイトに掲載されています通り、このたび拙著『現代中国の財政金融システム』が第29回大平正芳記念賞を受賞することが決定いたしました。現代中国の財政金融システム -グローバル化と中央-地方関係の経済学-作者: 梶谷懐出版社/メー…

いただきもの

ロシア近代化の政治経済学作者: 溝端佐登史,日本国際問題研究所出版社/メーカー: 文理閣発売日: 2013/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 日本国際問題研究所のプロジェクト「ロシアにおけるエネルギー・環境・近代化」の研究成果とのこと…

お仕事のお知らせ

朝日出版社第二編集部のブログ「現代中国:現在と過去のあいだ」を更新しました。第2章:左派と右派のあいだ──毛沢東はなぜ死な(ね)ないのか(2)── 汪暉を目一杯disる一方で、目一杯持ち上げている銭理群著『毛沢東と中国』は、何しろ大部なので気軽に読…

いただきもの

アベノミクスのゆくえ 現在・過去・未来の視点から考える (光文社新書)作者: 片岡剛士出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (24件) を見る 片岡さんによる待望のアベノミクス本。僕も中国の『財経』や『財新網』と…

シンポジウムのお知らせ

上の本とも多少関連しているように思いますので、こちらでも告知しておきます。中国現代史研究会掲示板より 特別例会:グローバリゼーションと中国「新左派」 中国現代史研究会では、京都民科歴史部会との共催で「特別例会」として 下記のシンポジウムを企画…

いただきもの

文化大革命の遺制と闘う―徐友漁と中国のリベラリズム作者: 徐友漁,遠藤乾,川島真,石井知章,鈴木賢出版社/メーカー: 社会評論社発売日: 2013/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 中国を代表するリベラル派の知識人徐友漁氏が、来日した際の…

お仕事のお知らせ

日中「歴史の変わり目」を展望する―日中関係再考作者: 天児慧出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 日中国交正常化40周年記念関連の連続シンポジウムの記録を一冊にまとめたものです。私も討論者とし…

マルクスからカント、そしてヘーゲルへ

経済大陸アフリカ (中公新書)作者: 平野克己出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/01/24メディア: 新書購入: 34人 クリック: 844回この商品を含むブログ (31件) を見る すでにあちこちで高い評価を得ている本書だが、個人的には「アフリカ問題を考える…

お仕事のお知らせ

明日(4月1日)発売の、『週刊東洋経済』4月6日号のコラム「中国動態」に、3月17日に閉幕した全国人民代表大会の焦点の一つとなった行政機構改革について、広東省における先進的な取り組みにも注目しつつ考える記事を寄稿しました。

いただきもの

昨年の『中国の地域経済: 空間構造と相互依存』に引き続き、精力的にお仕事をされている岡本信広さんから新著『中国 ――奇跡的発展の「原則」』をご恵投いただきました。ありがとうございます。今回は新書サイズなので読みやすそうですね。以下は、アジア経済…

お仕事のお知らせ

前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが、朝日出版社第二編集部のブログ「現代中国:現在と過去のあいだ」を更新しました。第2章:左派と右派のあいだ(1)──毛沢東はなぜ死な(ね)ないのか── まだ記憶も新しい昨年9月の一連の反日デモやそれに続く暴動…

お仕事のお知らせ

明日(2月25日)発売の、『週刊東洋経済』3月2日号のコラム「中国動態」に、中国経済の新たな成長エンジンとして注目が集まる「農村都市化」プロジェクトについて、その背景と課題を解説する記事を寄稿しました。

会社派、土着派、エセ和僑−日中を語る際の「もう一つの倫理」−

この記事は「「中国論」の論じ方」および「「普遍性」をいかに追求するか、という課題」の続きです。だいぶ間が空いてしまいすみません。和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人作者: 安田峰俊出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシ…

いただきもの

21世紀の中国 経済篇 国家資本主義の光と影 (朝日選書)作者: 加藤弘之,渡邉真理子,大橋英夫出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/02/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 著者はいずれもお世話になっている方々です。どうもありがと…

いただきもの

中国台頭の終焉 日経プレミアシリーズ作者: 津上俊哉出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/01/24メディア: 新書購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者よりご恵投頂きました。ありがとうございます。各方面に目配りがき…

いただきもの

中国の対外援助作者: 下村恭民,大橋英夫,日本国際問題研究所出版社/メーカー: 日本経済評論社発売日: 2013/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (2件) を見る 編者のお一人である大橋英夫さんよりご恵投いただきました。あり…

「普遍性」をいかに追求するか、という課題

日本人は中国をどう語ってきたか作者: 子安宣邦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/11/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 前回のブログ記事の最後に、この本について「本書に感じた「ちょっと待てよ」という違…

「中国論」の論じ方

日本人は中国をどう語ってきたか作者: 子安宣邦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/11/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 子安宣邦氏の『日本人は中国をどう語ってきたか』は、日本思想史研究の重鎮が、明治以…

お仕事のお知らせ

本日(1月21日)発売の、『週刊東洋経済』1月26日号のコラム「中国動態」に、新年早々中国内外で大きな論議を巻き起こした『南方週末』の論説書き換え事件について、「憲政」と「民主(化)」の間の微妙な関係に注目すべきだ、という観点からまとめた記事を…