梶ピエールのブログ

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 4月25日(月)発売の、『週刊東洋経済』4月30日・5月7日合併号のコラム「中国動態」に、「「失われた20年」と重なる不良債権対策の切迫度」という記事を寄稿しました。「ゾンビ企業を淘汰せよ」「不良債権処理なくして景気回復なし」「いや元安容認によるリフレ政策を優先すべきだ」・・と現在の中国経済について飛び交っている言説を並べると、現在の中国経済のおかれた状況は、本当に「失われた20年」特に今世紀初頭の日本経済のそれに似ているなあ、という感を強くします。日本在住のエコノミストとしては、中国経済の行方を占うにあたってかつての日本での議論の蓄積を参考にしない手はないでしょう。とりあえず、不況期の経済政策と不良債権処理との関係に関しては、以下のようなこのブログの過去のエントリが参考になるかと思いますので、リンクを張っておくことにします。

「S&G本をヒックス的に読む?」


新しい金融論―信用と情報の経済学

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