大抵の大学関係者の皆さんにとってもう年内の授業は終了しておられることと思うが、僕の勤め先では月曜日の授業時間を確保するためここ数年は12月24日に月曜の授業を行うことになっている(しかし完全に非常勤無視のシフトだよな)。まあ、さすがにこの日にまともな授業をするほど野暮ではないので映画でも見せることにしているが。
さて、S&Gの『新しい金融論』第2章について、最初読んだときにどうしても腑に落ちないところがあった。お読みになった方はお分かりのようにこの本は実質金利が市場均衡水準では決まらず金融機関による信用割り当てが常態である、というところから出発するのだが、この章では信用の割り当てだけではなく資本(株式)市場にも割り当てが存在する、という記述が出てくる(35ページ)。で、ここのところは現在でも本当に腑に落ちたかどうかいまひとつ確信ができないのでそのことについて詳しく書こうと思ったのだが、上に書いたような理由であまり夜更かしするわけにもいかないので、とりあえずこの続きはまた明日。