疲れがたまっているせいか昨日から全身に蕁麻疹が出てしまった。医者に行って薬をもらい夕方までごろごろしていたら少しは楽になった。というわけで勢いで日記を更新。
友人に薦められて鄭大均『在日・強制連行の神話』(文春新書)を読みかける。手法的には同じ著者が中公新書の『韓国のイメージ』で試みた、戦後日本における韓国や在日コリアンにまつわる言説史を歴史社会学的に丹念に追いかけるという作業がベースになっている。タイトルこそいかにも文春らしいが、前述書をはじめ氏の言説にある程度慣れ親しんでいるものにとっては特にセンセーショナルなものとは思われない、というかきわめて当たり前の意見を言っているとしか思えないのだが。それがあたり前ではないところにこの国の隣国をめぐる言論状況の問題点がある、というのはよくわかっているのだけど。この本に関しては機会があればまた詳しく論じたいが、とにかく蕁麻疹が出るほど疲労がたまっているので、今日のところはこれにて(あれ、また半島ネタになってしまった)。