以下の学術論文(田畑伸一郎氏、福味敦氏との共著)を『比較経済研究』56 巻 (2019) 1 号に発表しました(閲覧にはJ-Stageへの登録が必要)。もしご関心がおありの方はご覧ください。
抄録
中央と地方の間の財政関係について,ロシア,中国,インドというユーラシアの3大国の比較を行った.その結果として,ロシアでは最も中央集権的な財政構造となっているが,財政再分配機能は最も低いこと,中国では最も地方分権的な財政構造となっており,中央から地方への移転が最も大きな役割を果たしているが,地方財政の自立性が最も高いこと,インドでは地方の自主財源が少なく,地方の自立性が低いことなどを明らかにした.