8月28日(月)発売の、『週刊東洋経済』9月2日号のコラム「中国動態」に、「ネット決済拡大が生んだ中国人への新たな統治」という記事を寄稿しました。まあ、早い話が最近流行りのアノ話題です。文中では比較的よく知られたローレンス・レッシグによる「法」「規範」「市場」「アーキテクチャ」が市民の行動を制約する、という議論を引き合いに出していますが、最近では以下のジョセフ・ヒースの文章が鋭い問題意識を行っており、参考になると思います。
ジョセフ・ヒース プライバシーの終焉,パート2: 向社会的行動の点数化 (「経済学101」)
要は、これまでこういう問題を議論する際にはアメリカの事例にばかり目が行ったものですが、現在では「いま中国で何が起きているのか」を無視したまま議論を行うことができなくなりつつある、ということだと思います。