『日本経済新聞』7月8日付「中国5大銀、5兆円調達へ 上海・香港市場の株価下落、鮮明に」
中国農業銀は15日に上海市場、16日に香港市場に上場する。7日に上海での公募価格は2.68元(約35円)と公表、証券会社関係者によると香港では3.2香港ドル(約36円)に決まったもよう。上場後に株価が上昇し追加割当増資が実施されると、調達額は221億ドルに膨らむ。2006年に上場した中国工商銀行の調達額(219億ドル)を上回り、過去最大となる。
一方、ライバルの中国銀行も6月に400億元(約5200億円)の転換社債を発行したばかりだが、さらに上海と香港市場で最大600億元(約7800億円)を増資する計画を公表した。
世界的に株価が低迷するなか、あえて資本増強に踏み切るのは自己資本比率の低下が背景にあるからだ。世界同時不況から抜け出すために中国政府は銀行貸し出しを奨励したが、貸し出し増で自己資本比率が低下した。
どうもこれが短期金利上昇の原因だったみたいですね。現在は資金不足が一段落したのか、若干下げ傾向が見られる。