疾駆する草原の征服者―遼 西夏 金 元 中国の歴史 (08)
- 作者: 杉山正明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
「他民族国家中国」について少しでも理解を深めようと、恥ずかしながら初めて杉山正明先生の本を手に取ったわけですが。以下の文章はアマゾンのカスタマーレヴューより。
タイトルに含まれる四王朝(遼 西夏 金 元)のうち、
著者が「キタイ国家」と呼ぶ遼王朝と
五代の一角をなすトルコ系沙陀軍閥(後唐)との抗争については、
おそろしく微に入り細を穿った記述がなされており、
「キタイ国家」を扱った部分だけで、全体の
半分以上の紙数(250頁超)が割かれているのだが、
西夏と金の二王朝については、ほんの30頁足らずの
短い一章だけで、簡単に片付けられている。まるで、モンゴルの先駆者「キタイ」については、
いつか詳しく書いてみたいと思っていた著者が、
いささか趣味的に、想の赴くまま書き進めた結果、
ようやく西夏と金にたどり着いた頃には、
すでに紙数も興味も尽きてしまっていたかのようだ。
わはは。ごもっとも。