いただきもの(わざわざ航空便でお送りいただき、かたじけない)*1。
本書の元になったのは『サピオ』や『諸君!』に掲載された反日ウォッチ記事で、そのかなりの部分は既に読んでいたのだけど、こうしてまとまって読むと、いや、やっぱりおもろいわ。
ちゃんとした感想文はいずれbk1にでも上げるとして、ここでは同じような感想を持った方のブログからちょっと借用。
この本と、雲霞のごとく書店にあふれかえっている嫌韓国・嫌中国の書籍との違いは何か。一言で言えば、この本にははっきりと「対話」の姿勢があるということだ。
この本の性格を一言でよくあらわしていると思う。
『嫌韓流』を読んだ若者達が、それでは日本の立場を世界に発信するために英語を学ぼうと決心したり、あるいは韓国の人たちとの対話を求めて韓国語を学んだりし始めるのならば、それはそれ、とっても良いことだと思うんだけど、少年少女達にそうした大志を抱かせる本じゃないよね、あれ。結局、韓国嫌いで終わってしまうんじゃないの。
水谷さんの本とは直接関係がないが、この箇所にも大きくうなずいた。
少なくとも、この本を一読することで、中国に対する「無知から来る不安や恐怖」は一掃されるだろう。現実を直視するということはとても大切なことだと思う。中国は「恐ろしい国」だが「おぞましい国」ではない。「対話」の糸口はあるはずだ。繰り返すが「対話」とはオンフレの言う「外交」ということです。必ずしも「友好」であることを意味するわけではない。
これも傾聴すべき意見だと思う。ただし、
表紙の帯にもある著者の写真は、往年のアイドル伊藤つかさのなれの果てみたいな顔をした三十代後半の婦女子なんだけど、いや、この人、顔に似合わず硬派です。
この点に関しては、ちょっとコメントしかねる。
・・まあ、基本的に面白くてモノを考えさせる本だと思うので、著者の考えに必ずしも賛成しない人も、とりあえず一読を!
*1:一度これがやってみたかったもんで・・Oさん、ネタにしてすみません。