梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

いただきもの

 片岡さんよりご恵投いただきました(いつもいただいてばかりですみません)。
 消費税増税をめぐっては、与党内では外からみていてもさっぱりわからない駆け引きが行われているようですが、そういったものに惑わされずに経済の実態を見れば増税はやはりするべきではない、ということが明確なロジックで述べられています。僕自身最近の日本経済についてはサボっていてほとんどフォローできていませんので、この本で勉強しなおしたいと思います(前にも同じようなことを書いたかもしれませんが・・)

 同僚の前田裕子先生よりご恵投いただきました。明治の産業勃興期において、政府ではない民間資本がインフラ建設に果たした役割(彼らにはそうするだけのインセンティヴがった、そもそもインフラが整備されなければ民間事業の成功もおぼつかないから)を丹念に追った労作です。「日本の産業化はずっと官主導だった」という神話を疑うために有用な業績ではないでしょうか。