梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『虹色のトロツキー』のその後

2008年3月のチベット騒乱以降、日本でも中国の少数民族問題を論じた書物が書店で数多くみられるようになった。本書も、その流れの中での出版と位置付けることも、あるいは可能かもしれない。それならばネット上などでもう少し話題になってもよさそうなものだ…

いただきもの

日本の失われた20年 デフレを超える経済政策に向けて作者: 片岡剛士出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2010/02/25メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 217回この商品を含むブログ (35件) を見る 大学にいったら献本いただいてました。どうもありがとうござ…

短期金融市場に異変起こらず

その後のフォロー。翌日物 1週間物 2週間物 というわけで一時的に金利が上がったのはやはり春節前の駆け込み的資金需要が原因だったみたいです。

地方発バブルの構造

http://www.nikkei.co.jp/china/news/index.aspx?n=ASGM1400N%2014022010より 【北京=高橋哲史】中国の地方企業による起債が急増している。2009年の人民元建て債券の発行額は2223億元(約3兆円)と前年の3倍強に膨らんだ。地方政府が公共事業などを実施す…

中国短期金融市場に異変が?!

上海インターバンク市場金利(SHIBOR)のデータより。オーバーナイト 1週間物 2週間物 1カ月物 春節前で資金需要が一時的に上昇したという効果も考えられないではないが、これは明らかに2月12日に発表された預金準備率の0.5%引き上げの効果がモロに出たものと…

チョコレートの経済学

よい子のみなさん、2月14日は何の日か知っていますか?

劉暁波氏の判決確定

毎日新聞の報道より。 【北京・浦松丈二】中国共産党の一党独裁を批判する「08憲章」を起草して国家政権転覆扇動罪に問われた反体制作家、劉暁波被告(54)の控訴審判決で、北京市高級人民法院(高裁)は11日、懲役11年、政治権利はく奪2年の1審判…

ハイチとIMF

W.イースタリー『傲慢な援助(The White Man's Burden)』170〜172ページより。 次のトリビア的質問に答えてほしい。過去50年間でIMFから最も多くのスタンドバイ融資*1を受けたのはどの国か?答はハイチであり、22本の融資を受けた。しかもハイチの国というよ…

発展途上国はなぜそんなに「法の支配」に抵抗するのか?

・・という題名の論文をバリー・ワインガストが書いているのを偶然見つけたんですが、例の「民主主義はアフリカ経済を殺すか」という話と関係あるかなという気がしたので、とりあえずアブストラクトをメモ。 The institutional technologies needed to susta…

日中歴史共同研究について

Takepuさんのブログより。 日中の有識者たちが進めていた日中の歴史についての共同研究が終了、31日、報告書が公表された。日本のマスコミは南京大虐殺の犠牲者数について、日本側は最大20万人から数万人、中国側は南京国防部軍事裁判の判決などを基に、…

いただきもの

ポスト社会主義の政治経済学―体制転換20年のハンガリー:旧体制の変化と継続作者: 盛田常夫出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2010/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る 厨先生も似たようなことを書いておられましたが、私…