- 作者: 新保敦子,阿古智子
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
東京大学出版会のシリーズ「超大国・中国のゆくえ」の中の1冊です。習近平政権になってから厳しさを増した人権弁護士への弾圧や、少数民族の教育問題など、現代中国社会が抱えているアクチュアルな問題に関して詳しい考察がなされています。以下は、出版社ウェブサイトによる内容の紹介です。
目覚ましい経済成長を遂げた中国は,既得権益層を重視する政策によって,貧富の差を驚異的な水準にまで拡大させた.格差や不平等が拡大する一方で政治参加が制限されるなか,「民」はいかにして存在感を表しているのか.少数民族,学生,農民,農民工(農民労働者),知識人に焦点を当て,「民」の声を重層的にとらえることにより,ダイナミックに変動する中国社会を描き出す.