梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

いただきもの

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 訳者の日野みどりさんよりご恵投いただきました。改革開放後、中国の労働集約産業を支えた中国に進出した台湾企業、いわゆる台商にスポットを当て、その中国政府との複雑な関係を「レントシーキング開発国家」という概念によって明らかにした力作です。今後の中台関係を考える上でも必読の書だと思います。

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一般財団法人アジア太平洋研究所がはこうしている『関西経済白書』の2024年版に「中国経済が抱える課題:不動産不況から新興産業の供給能力過剰へ」という一文を寄稿しました。関西経済白書には毎年寄稿していますが、今年の白書は何かと話題の大阪・関西万博の「経済効果」に関する試算も掲載されていますので、関心のある方は手にとってみられてはいかがでしょうか。

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『アジア研究』誌に掲載の「中国における需要拡大型の産業政策―理論的考察とその評価」という論文がJ-Stage上で早期公開されました。ご関心のある方はご一読ください。

www.jstage.jst.go.jp

いただきもの

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 著者の片山ゆきさんよりご恵投いただきました。経済が苦境に陥るなか、インシュアテック、ヘルステックなど最新デジタル技術を擁する民間企業に社会保障アウトソーシングすることで、不十分な公的保障の状況をカバーしようという中国政府の戦略を浮かび上がらせた力作です。

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 『週刊東洋経済』2024年9月21・28日合併号のコラム「中国動態」に、「中国の経常黒字が縮小する「不自然さ」の根源とは」という記事を寄稿しました。ブラッド・W・セッツァーが指摘した「中国の経常黒字は過小評価されている」という議論を紹介し、それが意味するものについて考察しました。

toyokeizai.net

いただきもの

 著者の三品英憲さんよりご恵投いただきました。国共内戦期、における華北農村での土地改革を題材に、伝統的な中国農村にいかにして共産党の暴力的な土地改革が受け入れられたのか、様々な角度から綿密な実証を行った重厚な研究書です。

www.unp.or.jp