四連休の間、少し思うところがあって、4年前に講談社学術文庫に収録されたフランソワ・ジュリアンの『道徳を基礎づける』について、同書の訳者で、中国思想史の専門家である中島隆博と批評家の東浩紀が語り合ったゲンロンカフェのイベント映像(「カントと孟子が語り合うーー『道徳を基礎づける』講談社学術文庫版刊行記念トークイベント」)を視聴した(公開時には見逃していた)。
そして、その内容は現在のいわゆる「中国問題」を考える上でも示唆に富んでいると思ったので、そこで語られたことをベースに自分なりの考えをまとめてみたい。
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いただきもの
版元よりお送りいただきました。日本中世社会についての楽しく読める解説本です。
お仕事のお知らせ
ブランコ・ミラノヴィッチの話題作、Capitalism, Aloneの邦訳がみすず書房から出版されました。まもなく書店に並ぶことと思います。なぜか私が解説を書いていますが、目先の米中対立にとらわれず、中国の台頭を許したグローバル資本主義が抱える問題点について全体像を描くために、大いに参考になる本だと思います。
解説の文章がウェブで公開されているようです(6月16日)。
下記のURLからどうぞ。
https://www.msz.co.jp/fileadmin/res/book/pdf/09003_commentary.pdf