タイトル通り、毛沢東時代という「政治」の時代に社会のあり方と民衆の行動がどのように変化したか、ミクロの視点から分析した貴重な共同研究の成果です。
こちらは、やはり中国の農村及び都市に生きる「民衆」の観点から現代中国社会の「ガバナンス」の変化に焦点を当てた研究書です。
「まえがき」によると「あっ書いちゃった」というノリでできたとのことですが、これまでの厨先生のお仕事を踏まえたうえでちゃんと正統派の教科書に(少なくとも目次を見た感じでは)なっているのはさすがだと思います。私も最近は功利主義についていろいろと気になっているということもあり、この本で勉強させていただきたいと思います。