梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

散髪雑感―ビョン様と私―

 「散髪雑感」というタイトルはsvnseeds’ghoti!さんのところid:svnseeds:20060808#p1から拝借させていただきました。どうもすみません。

さて以前、韓国人の経営する理髪店に行って散髪したら『JSA』の時のイ・ビョンホンのような髪型にされた、とを書いたid:kaikaji:20051013ら「ワラタ」「似合わないのではないか」「何がビョン様だ、ふざけるな」などとさまざまな反応を頂いた。
 実はその後も懲りずに別のコリアンの経営する理髪店に通い続けていたのだが、さすがに同じ轍は踏むまいと、頭の後ろとサイドの処理にクリッパー(バリカン)をなるたけ使わないよう強く言い含めたところ、さすがにもうビョン様カットになることはなかったのでその後特にブログで取り上げる必要も感じなかった。

 しかし、このバリカンを使わないカットには一つ問題点があった。実際に僕に会ったことのある方であればお分かりのように、僕ははっきりいって全体の髪の量が多く、しかもかなりの剛毛であるので、放っておくとすぐボサボサした感じになってしまう。だから特に後ろの毛はしっかりとすいて欲しいのだが、こちらの散髪屋でバリカンを使わないで刈ってもらった場合、なぜかあまり後ろをすくということをしてくれないので、一ヶ月もするとどうもうっとうしくて仕方がなくなるのだ。
 まだ気候が爽やかな北カリフォルニアにいる間はいいのだが、これから猛暑の日本に帰国するに当たって、スッキリ感が欠けたままの髪型にしておくのはちょっと気が引けた。これまでの経験から二回目以降通っているところではそれほどひどい仕打ちはされまい、という一応の信頼感もあったので、最後の散髪の際には思い切ってバリカン使用を解禁してみることにした。

 ・・その結果。確かに最初の時よりはかなりマシだったが、やはり鋏を使う時よりははるかに念を入れて刈られ、特にサイドは僕の基準では明らかに刈りすぎ。どうもバリカンを使うときはこれくらい念を入れてやります、というのがコリアン・アメリカン・スタンダードらしい。
 ただ、さすがに今回は『JSA』とまではいかず、イ・ビョンホンでいえば『わが心のオルガン』のような感じであろうか?帰ってから1週間くらいは実家にこもって人目につかない生活をする予定だし、その間に髪も伸びるだろうから、これなら街を歩いても「あ、ビョン様だ!」と指さされるようなことはないであろう。
 というわけでちょっと一安心、である。

バロー・アカロフ・アンとバーバラ

ECONO斬り!さんによるリカード=バローの等価性定理の解説とその応用。
http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50032009.html
http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50032042.html

おそらく、これは以前紹介したアカロフの問題意識と深くつながっていると思うのでとりあえずメモ。

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