梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

言い訳

 さて ここ数日は胡耀邦生誕90年記念のイベントにはじまりブッシュ訪中まで、真性中国ヲチャーなら血が騒ぐネタ満載の日々、だったはずなのですが、アカロフの講演をまとめるのと稲葉さんのところの動きid:shinichiroinabaを追いかけるのに気をとられて、ナマの新聞情報などほとんどチェックしませんでした。中国研究者として間違っているでしょうか。とりあえず本日NYTの一面の画像を貼ってお茶を濁すことにします(アメリカのメディアはこのシーンが大好きみたいでCNNも何度もこれを流していましたが日本のメディアではどうだったんでしょうか)。

あと胡耀邦関係では以下のエントリがお勧め。
http://beijing.exblog.jp/3796509/
http://d.hatena.ne.jp/teratsu/20051119#1132481067

以下も重要な動きだと思われ。
http://news.sohu.com/20051121/n227553965.shtml

朝日主催の人民元改革に関するシンポジウムの記録。余永定氏の講演はためになるが、その後のパネルディスカッションがくだらなすぎ。
http://www.asahi.com/sympo/1121/index.html

アカロフ先生講演メモ・その3

3.M-M理論
 M-M(Modigliani= Miller)理論はもともとミクロの企業の投資に関する意思決定を扱った理論であるが、金融変数の変化が投資水準にどのような影響を与えるか、というマクロ経済学における重要な問題にミクロ的な基礎を与えるものとしてみることもできるだろう。この理論は、企業が新しい投資を行う際に自己資金でそれを行うか借り入れでそれを行うか、といった調達手段によってそのコストは変化しない、ということを示したものである。この理論に従えば企業の財務状態やキャッシュフローは、その投資行動になんら影響を与えない、ということになる。

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