著者の與那覇潤さんよりご恵投いただきました。主にご病気の前に各種媒体に発表された、「東アジア」における歴史の語り方やを踏まえた公共圏の創出をめぐって書かれた論考が多数収められています。
いただきもの
- 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,Daron Acemoglu,James A. Robinson
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: 単行本
- 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,Daron Acemoglu,James A. Robinson
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: 単行本
版元よりご恵投いただきました。上・下巻併せて900ページを超える、前作『国家はなぜ衰退するのか』をしのぐ力作だと思います。このような大著が原著出版からそれほど間をおかず翻訳されるのはありがたいですね。時間を見つけて熟読したいと思います。
いただきもの
- 作者:
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2019/12/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
編者の石井知章さん、及川淳子さんよりご恵投いただきました。以下、白水社の紹介ページ六四と一九八九 - 白水社より。
1989年に起きた一連の出来事が、急速に歪められ、忘却されつつある。その中心にあるのが六四・天安門事件である。
従来、「民主化の第三の波」(ハンチントン)や「国家超越的な共同社会」(M・ウォルツァー)への動きと理解されてきた〈一九八九〉は、いつのまにか「新自由主義革命」として矮小化されつつある。「民主化」ではなく「新自由主義」の確立がこの画期を特徴づけるというのだ。
果たしてそうなのだろうか――。本書はこの疑問から出発している。
「新自由主義革命」と事態を捉えた場合、30年後に緊迫化した香港情勢はどう理解すればいいのだろうか。また「紅い帝国」(李偉東)として世界に君臨しつつある習近平体制と民主化という視角なしに果たして対峙できるのか。
本書は、アンドリュー・ネイサン、胡平、王丹、張博樹、李偉東、矢吹晋、石井知章、及川淳子という、これ以上望めない世界的権威が六四と一九八九という歴史的事件に挑んだ。
その中核にあるのは、危機に瀕しているデモクラシーと市民社会の擁護である。過去のものとして暴力的に忘却されつつある両者をいかに恢復するか。その答えが六四・天安門事件にあるのだ。現代のはじまりとしての一九八九へ。