最近ゲンロン関係の仕事の紹介が多いのですが、この度刊行された『ゲンロン13』で東浩紀さん、憲法学者の山本龍彦さんとの鼎談が掲載されています。webゲンロンでの対談のほうは「アジア」的なるものに焦点を当てて話していますが、こちらの方は監視社会化とパンデミックによって人を「群れ」としてとらえ、統治の対象にする動きが世界レベルで進んでいることについて改めて考えるものになっています。この問題意識は同じ号に掲載されている東さんの論考「訂正可能性の哲学2、あるいは新しい一般意志について」ともストレートにつながるものだと思いますので、ぜひ合わせて読んでいただければと思います。