『人財島』という小説を版元よりご恵投いただきました。以下はKADOKAWAの紹介サイトより。
大手人材派遣会社に入社した新入社員の北原は、「人財島」なる施設に出向を命じられる。島へ到着した北原を待っていたのは、「追い出し島」と呼ばれる過酷な強制労働施設だった――。
普段小説を送っていただくことはめったにないのですが、著者の根本総一郎さんが執筆にあたって高口康太さんとの共著『幸福な監視国家・中国』を参考にしていただいたとのことです。同著の構想にあたっては私もいくつかの過去のディストピア小説を参考にしましたので、その本がまた新たな現代のディストピア小説が生まれるきっかけになったというのはとてもうれしいです。ぜひ、時間を見つけて読ませていただきたいと思います。
【お知らせ】9月24日、四作目の長編『人財島』がKADOKAWAより発売されます。大手人材派遣会社・パシフィストグループ肝いりの研修施設「人財島」と、そこへ送り込まれた人々を描いた物語です。今の社会を覆う諸々と闘うつもりで書きました。お手に取っていただければ幸いです。https://t.co/XRi7601SoT pic.twitter.com/qFOzOW3jD3
— 根本聡一郎 (@PointNemo_jp) 2020年8月31日
『人財島』には参考文献欄がないのですが、執筆にあたり影響を受けた作品はこちらです。他には横田増生氏『潜入ルポ amazon帝国』、齊藤正明氏『「自己啓発」は私を啓発しない』を電書で拝読し参考にさせていただきました。『幸福な監視国家・中国』は今の世界情勢的にぜひ読んでいただきたい一冊です pic.twitter.com/sY35NZpg4T
— 根本聡一郎 (@PointNemo_jp) 2020年10月9日