カルチャー誌『ユリイカ』の2017年1月号特集「アメリカ文化を読む」の企画になぜかお声がかかり、「二つの「帝国」の間で揺れる東アジア」という文章を寄稿しています。
内容は石井知章編『現代中国のリベラリズム思潮』に寄稿した論考のダイジェスト版で、9.11前後盛んに行われたアメリカ=<帝国>論が急速に忘れ去られる中で、「再編された帝国」として「朝貢システム」に代表されるかつての中華帝国の構成原理を再評価する動きがニューレフトの知識人たちの間で広がりつつあることに注目し、批判的に論じています。
雑誌のカラーにそぐわない生硬な文章ですが(私の文章の二つ前に載っているブレイディみかこさんのエッセイはさすがに面白いです)、よろしければご覧ください。
現代中国のリベラリズム思潮 〔1920年代から2015年まで〕
- 作者: 石井知章
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: 単行本
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