梶ピエールのブログ

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 4月20日(月)発売の、『週刊東洋経済』4月25日号のコラム「中国動態」に「戦前日本の失敗と重なるアジア投資銀への対応」という記事を寄稿しました。ADIIへの参加問題についてはこれまで様々な報道や議論がなされており、かなり食傷気味だと思います。本コラムでは、これまであまり顧みられないかった論点として、「日本政府の中国政府軽視の経済外交の姿勢が、1935年の幣制改革当時の日本政府の対応を思い起こさせる」という観点から、この件に関する日本政府の対応に改めて疑問を呈しました。


追記。麻生財務相の記者会見での香港・フェニックステレビの李苕記者への対応に関する報道および記者会見の概要を見て、AIIBへの政府の対応が「戦前日本の失敗と重なる」というのは確信に変わりつつあります。相手の姿勢に異論をぶつけ粘り強く交渉するとことと「どうせ大したことはできないだろう」と高をくくることは全く違う、ということです。しかし、粘り強く交渉に当たるべき省庁のトップがこれじゃあなあ。