梶ピエールのブログ

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 本日(5月14日)『日本経済新聞』「経済教室」欄に寄稿しました。今世紀に入ってからの「投資過剰」現象が、国有部門と非国有部門の不公平な分配を含む様々なひずみをもたらしていることを指摘しています。分配の不平等に関する記述は、インターネットメディアのSYNODOSに寄稿した、「中国の所得格差はどうなっているのか」という記事の内容と一部重なっています。

 ちなみに、記事の中で紹介した、ドラーとジョーンズによる理論研究、ならびに北京大学の夏慶傑らの所得格差に関する研究については、以下の論文を参照しました。ご参考までに。

David Dollar, Benjamin F. Jones (2013), "China: An Institutional View of an Unusual Macroeconomy," NBER Working Paper No. 19662


Xia, Qingjie, Song, Lina, Li, Shi, and Simon Appleton (2013), “The Effects of the State Sector on Wage Inequality in Urban China: 1988-2007,” IZA DP , No. 7142.