梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

いただきもの

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 相変わらず旺盛な執筆活動を続けている岡本隆司さんより新著をご恵投いただきました。永楽帝のような「いかにも」といった人物だけではなく、王安石梁啓超・康有為のような知識人も「悪党」としてまな板に上っているところが大変興味深いです。

www.hanmoto.com

 こちらも著者の吉川浩満さんにご恵投いただきました。ご自身のライフヒストリーと重ね合わされた読書体験と軽妙な哲学的随想が交錯する、吉川さんでなければ書けない本だと思います。

お仕事のお知らせ

 8月22日(月)発売の、『週刊東洋経済』8月27日号のコラム「中国動態」に、「『国策ファンド』汚職は産業政策の限界か」という記事を寄稿しました。

toyokeizai.net


  半導体産業を対象とした政府系ファンド国家集成電路産業投資基金(以下、「大基金」)トップの丁文武氏が法律違反などの疑いで調査中だと報道された問題について、「大基金」を含む政府系ファンドに関する解説や、中国政府の産業政策に与える影響などについて考察を行っています。

いただきもの

www.utp.or.jp

版元の東京大学出版会よりご恵投いただきました。実は私も著者の一人に名を連ねていたシリーズ「超大国・中国のゆくえ」、とうとう7年越しの完結です!

www.utp.or.jp


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 訳者のお一人、及川淳子さんよりご恵投いただきました。中国の「新全体主義」に鋭い筆鋒を向けるアメリカ在住の著者が、混迷を深める世界情勢を論じた本格評論です。

いただきもの

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著者の岡本隆司さんよりご恵投いただきました。曾国藩を中心に据えた中国近代史の一般書はおそらく初めてでは?楽しみに拝読したいと思います。

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 執筆者よりご恵投いただきました。RCEPに関してはまとまった研究所があまりないので、貴重な著作だと思います。

お仕事のお知らせ

 今年の2月に行われた宇野重規さん、中島隆博さんとの鼎談を斎藤哲也さんにまとめていただいたウェブ記事が『集英社新書プラス』で公開されました。タイトル通りの内容ですが、「人民」と「市民」はどう違うのか?といった、最近あちこちで書いているテーマについて、お二人の碩学の胸を借りるつもりで自分の考えをぶつけています。

shinsho-plus.shueisha.co.jp

 よろしければぜひご一読ください。

いただきもの

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版元よりご恵投いただきました。中国近代ナショナリズムに関する刺激的な研究『五四運動の残響』の著書ラナ・ミッターが、現代まで続くナショナリズムの原点としての抗日戦争の記憶に踏み込んだ意欲作です。中国に対する国際的な視点が厳しさを増す中で、日本にとっても避けられない過去の戦争をどう語るのか、という問題を騙るうえで必読の書ではないかと思います。