梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

政治

いただきもの

www.hakutou.co.jp 版元よりご恵投いただきました。コースの業績をたどりつつ、新制度派経済学の成立過程を明らかにする本格的な研究書です。nasu-satoyamasya.com 今年のアメリカ合衆国大統領選挙の民主党候補者として名乗りを上げ、注目を集めた社会活動家…

いただきもの

www.utp.or.jp 版元よりご恵投いただきました。東京大学出版会の新しいソフトカバーのシリーズ、UP plusの中の第1冊目です。以下、出版社ウェブサイトより。 UP plus 創刊にあたって 現代社会は,20世紀末の情報革命とグローバル資本主義の深化によって大き…

お仕事のお知らせ

講談社のウェブメディア『現代ビジネス』に、全3回の連載記事「日中で共鳴する新自由主義の行方」の最終回「竹中平蔵氏と中国・習近平政権、提唱する「経済政策」がこんなに似てきている」を掲載しました。竹中氏が旗振り役を務めるスーパーシティ構想が、「…

いただきもの

www.chikumashobo.co.jp 建築史がご専門の市川紘司さんよりご恵投いただきました。市川さんには以前『建築雑誌』に中国の監視社会についてインタビューしていただいた時からのご縁です。天安門広場を広い意味で中国社会を統治するための「アーキテクチャー」…

いただきもの

香港とは何か (ちくま新書 1512) [ 野嶋 剛 ]価格: 924 円楽天で詳細を見る 近年、特に精力的にお仕事を発表され続けている野嶋剛さんが、歴史・文化的な背景も踏まえながら激動の香港情勢をリポートした渾身のノンフィクションです。特に、2014年の雨傘運…

いただきもの

自由主義の危機: 国際秩序と日本作者:船橋 洋一,G・ジョン・アイケンベリー発売日: 2020/08/07メディア: 単行本 船橋洋一さんよりご継投いただきました。香港のタブロイド紙アップル・デイリー(蘋果日報)の創始者、黎智英(ジミー・ライ)氏らが香港国家安…

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よくわかる現代中国政治 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)発売日: 2020/04/14メディア: 単行本 見開き2ページに一つずつ現代中国政治の重要トピックが改札された文字通り、初学者にもわかりやすい中国政治のテキストとして編集されたものです。わ…

いただきもの

「都構想」を止めて大阪を豊かにする5つの方法作者:大石 あきこ発売日: 2020/04/03メディア: 単行本(ソフトカバー) 版元よりご恵投いただきました。昨年、薔薇マークキャンペーンを通じてはじめてお会いした大石あきこさんの「原点」ともいうべき大阪都構…

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中国 統治のジレンマ:中央・地方関係の変容と未完の再集権 (慶應義塾大学法学研究会叢書 90)作者:磯部 靖出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2019/12/13メディア: 単行本 著者の磯部さんよりご恵投いただきました。現在の中国政治の動向を、伝統的…

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六四と一九八九:習近平帝国とどう向き合うのか作者:出版社/メーカー: 白水社発売日: 2019/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー) 編者の石井知章さん、及川淳子さんよりご恵投いただきました。以下、白水社の紹介ページ六四と一九八九 - 白水社より。 1989…

いただきもの

中国の外交戦略と世界秩序作者:出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2019/12/16メディア: 単行本 編者の方々からご恵投いただきました。中国の外交的なプレゼンス拡大とその影響に関する、直球ど真ん中の研究書ですね。

いただきもの

中国の行動原理-国内潮流が決める国際関係 (中公新書)作者:益尾 知佐子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2019/11/19メディア: 新書 著者よりご恵投いただきました。実は頂く前に一冊購入してすでに呼んでいたのですが、この本は「政府間関係や経済関係…

いただきもの

香港雨傘運動と市民的不服従 「一国二制度」のゆくえ作者: 周保松,倉田徹,石井知章,蕭雲出版社/メーカー: 社会評論社発売日: 2019/11/05メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 石井知章さんよりご恵投いただきました。香港のリベラル左派の知識人、周…

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books.rakuten.co.jp 著者の小笠原さんよりご恵投いただきました。ありがとうございます。

功利主義+テクノロジー、市民社会、現代中国

『週刊読書人』11月2日号の綿野恵太氏によるコラム「論潮」で、拙著『中国経済講義』ならびに「『リベラル』な天皇主義者はアジア的復古の夢を見るか?」(『現代中国研究』第40号)が言及されています。特に後者については、「功利主義+テクノロジー」によ…

中国版「一匹と九十九匹と」−安田峰俊『八九六四』を論ず

八九六四 「天安門事件」は再び起きるか [ 安田 峰俊 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > 世界史ショップ: 楽天ブックス価格: 1,836円いっけなーい殺意殺意私、中国ライター!天安門事件のルポを書いたの✨でもある日、海外中…

いただきもの

現代台湾の政治経済と中台関係作者: 松田康博,清水麗出版社/メーカー: 晃洋書房発売日: 2018/04/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る編者の松田康博さんよりご恵投いただきました。馬英九政権の8年間の台湾政治を中国との関係を中心に振り…

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現代中国の政治制度:時間の政治と共産党支配 (慶應義塾大学東アジア研究所叢書)作者: 加茂具樹,林載桓出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2018/03/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 中国政治の気鋭の研究者の方々に混ぜていた…

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外務省が出している外交専門誌『外交』のVol.45に、稲葉振一郎著『政治の理論―リベラルな共和主義のために―』のブックレヴューを寄稿しています。基本的に以前このブログで書いた文章をベースにしていますが、個人的には「リベラル」という言葉の意味につい…

「私には敵はいない」と語った劉暁波は、「私利私欲」を捨てた人だったのか、それとも「私利私欲」を貫いた人だったのか

今年7月に劉暁波が多臓器不全で亡くなった後は、日本でも数多くの追悼文や、中国共産党を非難する文章が書かれた。一方で、劉の死については、SNS上も含め、それについて積極的に語ろうとする者と決して語らない者がはっきりと別れるという意味では、中国に…

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中国はなぜ軍拡を続けるのか (新潮選書)作者: 阿南友亮出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 著者よりご恵投いただきました。現代中国政治を軍事面からわかりやすく捉えた貴重な一…

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アステイオン 86 【特集】権力としての民意作者: 公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2017/05/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 寄稿者のお一人である…

いただきもの

フロンティアと国際社会の中国文化大革命 ― いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史作者: 楊海英、谷川真一、ハラバル、ハスチムガ、劉燕子、,馬場公彦、ウスビ・サコ、福岡愛子、上利博規、細谷広美,楊海英(YANG Haiying)出版社/メーカー: 集広舎発売日:…

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欧州複合危機 - 苦悶するEU、揺れる世界 (中公新書)作者: 遠藤乾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/10/19メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る 著者の遠藤さんよりご恵投いただきました。変動激しいEU情勢を理解するには最適の一冊か…

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中国共産党による「人民代表会議」制度の創成と政治過程: 権力と正統性をめぐって作者: 杜崎群傑出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2016/01/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 30代前半の新進気鋭の中国政治史研究者による本格的な研…

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中国の「リベラリズム」「リベラル派」というと、自由主義的な経済改革を標榜する、すなわち「ネオリベ」のことね、という理解がされがちだったのですが、市民の政治参加を目指す、政治的なリベラリズムを追究してきた知識人も決して無視することは出来ませ…

いただきもの

岩波書店から出ている「シリーズ日本の安全保障」の第2巻「日米安保と自衛隊」を、編者の遠藤誠治さんからご恵投いただきました。 日米安保と自衛隊 (シリーズ 日本の安全保障 第2巻)作者: 遠藤誠治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/03/28メディア: 単…

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安全保障とは何か (シリーズ 日本の安全保障 第1巻)作者: 遠藤誠治,遠藤乾出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/10/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 責任編者のお一人である遠藤誠司さんよりご恵投頂きました。米国のパワーの衰退、…

<民主>と<中華>

お久しぶりです。この間、米中戦略経済対話や、四川大地震3周年など中国関連の動きはいろいろあったようですが、それはまあともかく。 あまり誰も気にとめていないかもしれないけど、ちょっと前のニュースで、以下のようなものがあった。http://www.jiji.com…

中国外交を左右する学者たち

13日付の日経新聞の国際欄で、王逸舟氏と閻学通氏というトウ小平の「韜光養晦」外交への姿勢をめぐって対照的な主張を展開する外交専門家のオピニオンが紹介されていた。中国の政府内の政策過程が徹底して不透明であるだけに、こうした政策決定に影響を与え…