どれだけ売れているのかわからないけど、実は二年前くらいから「東アジア共同体本」の出版ラッシュが続いていて、既にとてもフォローしきれないほどの著作が出されている。論文や学会報告も含めたら膨大なものになるだろう。
まず、出版された時期とタイトルがなんとも微妙である。靖国について国民の意識はこの本を読むまでもなくすでに「すっかり冷めてしまった」ように思えるからだ。残念ながら高橋哲哉氏の『靖国問題 (ちくま新書)』のように本書が売れることはないだろう。 し…
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