梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

お仕事のお知らせ

教養としての 世界史の学び方

教養としての 世界史の学び方

世界史は最強のリベラルアーツだ!

大分岐、世界システム論、生態史観、グローバルヒストリーetc.
欧米のエリートが学んでいる「世界史のリテラシー」とは何か!?

日本の若手知性たちが結集!
西洋中心史観から全世界レベルで歴史を捉えなおす

「覚える世界史」から「考える世界史」へ
2022年より、高校で新科目「歴史総合」導入決定!

いま、日本人にもっとも必要な
「世界史のリテラシー」が身につく最良の教科書

第1部 私たちにとっての「世界史」はいかに書かれてきたか
第1章 近代的営みとしての歴史学
第2章 近代的歴史記述をいかに開くか
第II部 世界史が展開される「世界」-空間的想像力の問題を考える
第3章 「ヨーロッパ中心主義」が描いてきた世界地図
第4章 アジア史から見る世界史
第5章 日本は「東南アジア」をどう捉えてきたか
第6章 大西洋のアメリカと太平洋のアメリ
第III部 社会科学の基本概念を歴史化する
第7章 「市場」という概念
第8章 市民社会
第9章 歴史の中の「国家」
第10章 戦争と外交
第11章 概念としての家族の流動化
第12章 漢字で書き、用いている「文学」
第13章 宗教的交通の豊かさ


 山下範久さんをリーダとする3年間のプロジェクトの成果です。世界史の学び方に関するかなり意欲的なテキストになっているかと思います。私は、理論経済学の瀧澤弘和さんとのコンビで、第7章 と第8章(タイトルが「「市民社会」概念の歴史性と普遍性」に変更になっています)を担当しています。