朝日出版社第二編集部のブログ「現代中国:現在と過去のあいだ」を更新しました。
第3章「国家」と「民間」のあいだ――中国は国家資本主義なのか?(2)――
今回はアセモグル=ロビンソンの『国家はなぜ衰退するのか』における中国の経済成長への懐疑的な見解を検討することを通じて、ジョバンニ・アリギなどヨーロッパのニューレフトやアメリカのカリフォルニア学派など西洋中心史観に批判的な人々から、前近代中国の市場経済を「スミス的成長」として評価する動きがあること、さらにそれは中国国内の「新左派」によるナショナリスティックな「歴史の語り直し」の動きと呼応していることなどを論じました。
- 作者: ダロン・アセモグル,ジェイムズ・A・ロビンソン,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/06/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (21件) を見る