梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

紅焼蹄膀

  経験がある人もいるかと思うが、留学生活などが残り後少なくなってくると、あれもしておきたい、あそこにも行っておきたい、と色々と欲がでてきてなんだか落ち着かなくなってくるものだ。
 僕の場合も、もう既にこちらでの滞在期間が10日を切っているが、今頃になってなぜか無性に「紅焼蹄膀(皮付き豚すね肉の角煮)」が作りたくなって、日曜だった今日は午前中から中華食材のスーパーマーケットに出かけて豚の皮付きすね肉とか紹興酒とか八角とか買い込んで来て昼ごろから(夕食に食べるために)コトコトと煮込み始めたのだった。
 なんでアメリカ留学中にしておきたいことが中華料理やねん、というツッコミが当然飛んでくることかと思うが、そもそも日本では豚の皮付きすね肉を丸ごと買ってきて4,5時間煮込むなんて気にはなかなかならないし・・といろいろ理屈をつけてみるが結局こちらでどうしても行っておきたい、というような心惹かれるような場所がないからこんなことがやりたくなるんだろうなあ。

 それはともかく、作りかたは、とりあえず下記に紹介されている通り(絵が全然おいしそうじゃないが)。
http://www.ohtaya.com/osusume/z400/z400.htm

 味付けは申し訳ないぐらいてきとーにやったのだが、とにかく紹興酒をドバドバ惜しまずに入れたのがよかったのか、出来上がりはちゃんと肉も軟らかくなってくれたし、我ながらなかなかのもんだった。ただ誤算だったのは煮込んでる間に勉強する予定だったのが結局台所の方が気になってなかなかはかどらなかったことぐらいか。というわけでたぶんこれは誰がやってもそれなりに上手くいく料理みたいですので、豚のすね肉の毛を一本一本抜いていくのが嫌じゃない人はぜひ一度お試しください。そうそう茹でたチンゲンサイを付け合せに添えるのをお忘れなく。