梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

『マオ』書評集(日本語のみ)

 日本でも『マオ』の書評がいろいろ出そろってきたようなので、現在まで僕がつかんでいるものだけをまとめておきます。

※新聞書評など
篠木和久氏(『産経新聞』12月17日)
http://www.sankei.co.jp/news/051217/boo004.htm
↑出版社によるPR
松原隆一郎氏(『朝日新聞』1月15日)
http://book.asahi.com/review/TKY200601170242.html
著者インタビュー(『読売新聞』12月7日)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20051207bk08.htm
国分良成氏(『日本経済新聞』1月8日)

※雑誌掲載書評
天児慧氏(『現代』1月号)
猪木武徳氏(『文藝春秋』2月号)
加藤哲郎氏(『エコノミスト』「歴史書の棚」1月3日号
http://homepage3.nifty.com/katote/ecoreview10.html
中西輝政氏「暴かれた現代史――『マオ』と『ミトローヒン文書』の衝撃」(『諸君』3月号)
山形浩生氏(『CUT』2月号3月号
加々美光行氏(『論座』2月号)
↑天児・猪木・中西・加々美氏の文章は未読。山形さんの書評は、必ずしも専門家でなくてもロジカルに読めばこれくらいのツッコミはできる、という一つの見本になっていると思う。


※ネット上の文章など
矢吹晋氏「特別書評『マオ−誰も知らなかった毛沢東』」(『中国情報源2006−2007年版』蒼蒼社より。最初の4ページ分)
http://www.mmjp.or.jp/sososha/mao.pdf
↑す、すさまじい。最初の数ページだけでどばっと血しぶきが。『マオ』自体は言うに及ばず、それにぬるい書評を寄せた著名学者や専門家をメッタ斬り。
「多余的話」
http://d.hatena.ne.jp/takeosa75/
↑中国近現代史研究者・大沢武彦さんのブログ。『マオ』へのツッコミが連載されています。必読。
「やじゅんの世界ブログ」
http://blog.goo.ne.jp/junyastone/e/835a808eeb66c0a4e1d72bf56444e516
↑バランスの取れた見解だと思います。
アマゾン書評

bk1書評
http://www.bk1.co.jp/product/2614072/reviewlist


※番外
 上記エントリで紹介した矢吹氏の文章で言及されていたジョナサン・スペンス氏による『ニューヨーク・ブックレヴュー』における書評(有料)
http://www.nybooks.com/articles/article-preview?article_id=18394