梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

今日の「ケチャップ皇帝」と「緑の爺さん」

 というわけで韓流好きなリフレ派先生のリクエストにお応えしてこのようなエントリを立ててみました。我ながら付き合いのいい俺ガイル。

 しかしネットで閲覧可能な記事の紹介なら、他にもっと英語力のある適任者がいるような・・というわけでHicksianさんがさっそくWSJに掲載されたミルトン・フリードマンによるグリーンスパン(緑爺さん)の業績をたたえる記事の一部訳を掲載してくれているので、それに便乗する形で同記事にくっついていた「爺さんの在任期間、物価水準はこんなに安定していたよ」というグラフを貼り付けてお茶を濁すことにしよう。WSJといえば、1月30日付ではロバート・バローがやはり爺さんをたたえる記事を書いていた。ウェブ記事は有料なので、大学などでWSJをとっていたら探してみてください。

 とはいえ今日と明日のアメリカのメディアは何といっても一般教書演説の話題で持ちきりだろう。ご存知の通りブッシュが一言しゃべるごとにいちいちスタンディング・オベーションが行われるのだが、その内容によって中には結構立ち上がらない人もいたりするのをCNNなんかではメディアヲチャーがいちいち分析して、「この発言では立ち上がらない民主党員が多いですねえ」などとコメントしていたのが面白かった。

 さて、緑爺さんに関するニュースはそれくらいだが、キャンパスからの帰りに地下鉄に乗っていたら'BUSH STEP DOWN'などと書かれた緑のプラカードを持ったり緑のワッペンをつけた人たちがいっぱい乗っていて、なんだろうと思ったらサンフランシスコのユニオンスクエアでで比較的大規模な反ブッシュムーブメントのデモが開催されたということらしかった。このムーブメントについて、詳しくは下記のサイト参照。
http://www.worldcantwait.net/
 というわけで今日は「緑」があちこちで目立ったので、明日は「ケチャップ」に気をつけることにします。