梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

アメリカ

人民元切り上げ問題と米中経済の統合度

実はこの4月から勤め先が代わることもあって、なんやかんやと慌ただしいのですが、たまには中国経済の動きもまとめておきたいと思います。 さて、先日閉幕した中国の今年の全人代(全国人民代表大会)は、このブログでも紹介してきた「地方融資プラットフォ…

メモ2

「もっとチップスを」と中国政府は言う http://dailycapitalist.com/2009/08/06/china-asks-for-more-tips/※参考 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20090515/p1

メモ

China's Impact on the Global Economy: A Symposium http://www.econbrowser.com/archives/2009/08/chinas_impact_o.htmlこれは結構すごいかも。

中国と「ドルの罠」

http://www.voxeu.org/index.php?q=node/3551より。 この論説の著者、Domingo CavalloとJoaquin Cottani(わたしはどちらも知らんかったが)によれば、中国などの新興国が保有するドル資産価値の下落リスクを避けるために為替介入を行い、結果としてさらに外…

もう一つの『グアンタナモ、僕達が見た真実』

ドキュメンタリー・マニアの僕としては、「再現映像」というとどうも『そのとき歴史が動いた』とかを連想してしまってあまりまともに見る気になれない。それが「悲惨で、筆舌に尽くしがたい」出来事を扱ったものであるならなおさらだ。例えば『ショアー』に…

ブレトン・ウッズ体制2.0と中国

今回の世界同時株安では、もちろん中国経済のもろさも露呈したが、同時にアメリカを初めとした先進国経済の動向が中国などの新興工業国の安定的な成長にいかに支えられているか、ということを改めて示したように思える。それは中国ーアメリカ間の旺盛な資金…

バーナンキ、中国経済と人民元を語る。

「米中戦略経済対話」に参加のため北京を訪問していたバーナンキFRB議長の中国社会科学院でのスピーチと、Financial Timesの紹介記事。人民元問題に関する彼の主張は、ざっとこんな感じ。・現在の低すぎる人民元レートは、輸出業者に対する実質的な補助金(…

エイドリアン・トミーネ

バークレー在住のオルタナティヴ・コミックの作家エイドリアン・トミーネ、といっても知る人ぞ知る、といった存在だろう。 彼の作風は日常のディテールや人々の感情のすれ違いを短編小説のようなタッチで淡々と描くというおよそ通常のアメコミのイメージとは…

再び「血汗工廠」を論ず

なんかバークレーのキャンパスで例の裸のパフォーマンスを目にしてからスウェットショップ(血汗工廠)問題のことが気になって仕方がないのだが、まんまと彼(女)らの策略にはまってますでしょうか。

動くアカロフ

アメリカの経済学系ブログNew Economistで紹介されていたのだが、ジョージ・アカロフ教授の世界銀行での講演の模様を以下のサイトで無料で見ることができる(Real Playerを使用)。 http://info.worldbank.org/etools/bspan/PresentationView.asp?PID=1757&E…

ニューヨーク・タイムズと『大紀元』

ブッシュ=胡会談については既に日本のメディアでも盛んに報道がなされていると思うので手抜きモードで。会談の成果に関するNYT, WSJ, FTの三紙のスタンスはほぼ共通していて、簡単に言ってしまえば「ビミョー」の一言に尽きるような気がする。それがよく現…

ウォールストリート・ジャーナルの中国報道

胡錦涛の報米について、昨日「扱いが小さい」と書いたウォールストリート・ジャーナルだが、今日(20日)は飛ばしてくれました。ほとんど「中国特集」といっていいほど中国関連記事がてんこ盛りで、ヲチャーにはこたえられない内容となっています。以下、い…

「胡さん」のアメリカ訪問と各紙の反応

さて、せっかく「胡さん」がこちらにいらっしゃっているので、現地メディアの反応を探ろうと英字紙をあれこれ(といってもせいぜい三紙だが)買って読み比べてみている。かつて「江さん」がアメリカを訪問した時にはあちこちでいろいろパフォーマンスを見せ…

正義はハダカにあり

それは、1週間ほど前の雨の日のキャンパスでのことだった。これまでこのブログで天気の話をしたことはなかったけど、今年の北カリフォルニアはなんでも気象観測史上始まって以来の天候の悪さで、特に4月に入ってから先々週くらいまでは毎日のように雨が降り…

移民問題についてあれこれ

昨日は移民問題をめぐってアメリカ各地で大規模なデモが行われたのは報道の通りだが、バークレーのキャンパスでもメキシコ系の学生を中心に100人くらいのデモが行われた。ワシントンなどのデモでは、メキシコ・ナショナリズムあるいは反米主義のイメージを与…

アメリカの経済学者と移民問題

先日のエントリにトラックバックを送ってくださったhicksianさんのブログで紹介されていたが、グレゴリー・マンキューなど著名な経済学者も移民問題についてエントリを書いているようなので、とりあえずリンクしておきます。Greg Mankiw's Blog http://gregm…

クルーグマン、移民問題を語る。

日本ではあまり話題になっていないようだが、このところアメリカ議会では米移民法を厳格化動きがあり、それに反対するマイノリティが各地でデモを繰り広げるなど、かなり大きな社会問題になっている。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060327-00000529-…

ハーバードの図書館と日本経済関連本 

ご無沙汰です。ホテルの無線LANがあるときから突然つながらなくなり人を呼んで治してもらうのも面倒なのでそのまま放置してました、すみません。ボストンはとにかく寒くてとても外をぶらぶら歩き回る気分になれなかったので、めあてのセミナーに出席したほか…

今日の緑爺さんとケチャップ皇帝(終)

就任式の翌日である今日もいちおう新聞はチェックしたわけですが、WJSには最近の原油価格の値上がりや不動産バブルの懸念に対して今後どのような金融政策の舵がとられるか、を論じた記事が載っていましたものの、NYTには特に関連記事らしきものはありません…

ロバート・バロー、緑爺さんを語る(ついでに日銀についても少し)。

昨日チラッとだけ触れた、1月30日付WJSに掲載されたロバート・バローによる緑爺さん評。なかなか読みごたえがある内容だったのでより詳しく紹介します。

今日の「ケチャップ皇帝」と「緑の爺さん」

というわけで韓流好きなリフレ派先生のリクエストにお応えしてこのようなエントリを立ててみました。我ながら付き合いのいい俺ガイル。 しかしネットで閲覧可能な記事の紹介なら、他にもっと英語力のある適任者がいるような・・というわけでHicksianさんがさ…

『マオ』を読むブッシュ

http://www.nytimes.com/2006/01/23/politics/23letter.html?_r=1 マクレラン報道官によると、ブッシュ大統領は先週ローラ夫人にこの本をプレゼントされて以来毎日ベッドタイムで読みふけり、この度読み終わったところとのこと。彼はこの本にいたく感銘を受…

今度は市長が・・

A busy Newsom connects with China's elite われらが知事閣下に続き、サンフランシスコ市長まで中国を訪問。上海市との姉妹都市25周年記念の行事に参加するというのが正式な訪問理由のようだが、北京と香港にも訪れ、多数の政府高官や江沢民にまで会って…

シュワちゃん、中国を行く

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2005/11/16/MNG9HFP5C81.DTL&hw=governor+takes+execs+on+selling+spree+to+china&sn=001&sc=1000 http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2005/11/16/MNG9HFP5CA1.DTL&hw=Governor+takes+exec…

休日のすごしかた

土曜日には、久しぶりにサンフランシスコまで足を伸ばして、こちらに来てから出た本で気になっていたものを新書を中心に調達してきた。とにかくアメリカに関する本をあまりに読んでいないことに気がついたので、取っ掛かりとして古矢旬先生の本で勉強しよう…

イソテリジェンス・デザイソ

火曜日の夜から水曜にかけて、アメリカのローカル発のニュースでいくつか興味深い動きがあった。まずカリフォルニアの住民投票選挙では、シュワルツネッガーが提出した公立学校教師のテニュア取得の制限などを含む保守的な行革案が全て否決された(写真―それ…

続・バーナンキ

というわけで25日付のWSJとNYTを買って読み比べてみたのだが、Web版ではわからない、写真により受けるイメージの違いというのが非常に面白い。まずNYTだが一面の写真で、ごらんのようにバーナンキが実に威風堂々とまるでグリーンスパンを従えるかのように歩…

おまつり

こういうネタの時にはまずHicksianさんのところに集まるというのが「フォーカルポイント」になっているようなので・・ http://econ.cocolog-nifty.com/irregular_economist/2005/10/post_9ac0.html それにしても、バーナンキの業績やインタゲ政策についてき…

ナマ李振盛とアメリカにおける文革ブーム?

李振盛といっても「誰やそれ」という人がほとんどだろう。元『黒竜江日報』という中国の地方紙のカメラマンで、文革期に「模範的記者」として撮影した、当時の様子を伝える貴重な秘蔵写真の数々が『紅色新聞兵』(ファイドン)ISBN:4902593130ており、日本で…

アメリカのリベラル派とNYTの中国報道

いや、今更朝日を叩くのは芸も品もないことだというのは重々わかっているのだが・・http://www.asahi.com/international/update/1019/004.html 米国の知日派はもちろん、ブッシュ政権内でも小泉首相の靖国神社参拝を評価する意見は皆無といっていい。何の戦…