梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

いただきもの

 岡本隆司さんの名著『中国「反日」の源流 (講談社選書メチエ)』(講談社選書メチエ)の増補版が講談社学術文庫入りしたようで、早速1冊お贈りいただきました。岡本さんには、前回立て続けにご著書を送りいただいてからさらに東洋文庫より出版されたA World History of Suzerainty(検索しても出てきません・・)という英語の書籍もお贈りいただいているので、まさに「月刊岡本隆司」を購読しているような錯覚に陥ります。
 今回の増補版は五百旗頭薫さんが書かれている解説が秀逸なので、引用しておきます。

 岡本史学が、そもそも聖戦(ジハード)ではないか。皮肉や揶揄ではない。筆者の不満は、何よりも自分自身に厳しく向けられており、聖性を帯びている。
 その聖戦の熾烈さに比べれば、今の日中関係も生易しく見えてくる。何より恐ろしいことに、生身の岡本隆司は端正で快活でフレンドリーなのである。本書の補論は、京都弁こそ再現されていないものの、生身の語り口をうかがわせてくれる復習教材である。
本書を復刊したことは、何を意味するのか。予感にもならぬ憶測だが、次の展開を考え始めているのかもしれない。

 

いただきもの

新全体主義の思想史:コロンビア大学現代中国講義

新全体主義の思想史:コロンビア大学現代中国講義

 訳者の方々からご恵投いただきました。先日天安門事件30周年の記念シンポジウムで来日されていたコロンビア大学教授の張博樹氏による現代中国論の集大成とも言ってよい著作です。今後の現代中国を論じる上で必読の文献になっていくであろう力作だと思います。

お仕事のお知らせ

6月2日(月)発売の、『週刊東洋経済』6月8日号のコラム「中国動態」に、「ごみの分別でポイント付与ビッグデータで社会問題解決」という記事を寄稿しました。

premium.toyokeizai.net

 前回の同コラムhttps://premium.toyokeizai.net/articles/-/20696]で、地方政府が民間会社と提携して、市民のさまざまな行動を評価して「スコアづけ」する動きがあることを紹介しましたが。このようなスコアづけでなくても、市民からのデータ収集を通じて公共性を実現しようとする試みは、中国の各地において進んでいます。その1つの例として、民間会社と提携してごみの分別収集を行っている江蘇省南京市の試みを紹介しました。

いただきもの

11通の手紙

11通の手紙


 著者の及川さんより明治大学で開催された天安門事件30周年のシンポジウムで直接いただきました。長年劉暁波の言説を追ってこられた及川さんの中国および民主化運動に対する思いが、創作書簡の形でつづられています。

お仕事のお知らせ

 外務省が出している外交専門誌『外交』のVol.55に、ヤニス・バルファキス『黒い匣』のブックレヴューを寄稿しています。先日このブログに投稿した記事
理性としての「反緊縮」 - 梶ピエールのブログがベースになっています。

www.gaiko-web.jp


黒い匣 (はこ)  密室の権力者たちが狂わせる世界の運命――元財相バルファキスが語る「ギリシャの春」鎮圧の深層

黒い匣 (はこ) 密室の権力者たちが狂わせる世界の運命――元財相バルファキスが語る「ギリシャの春」鎮圧の深層

いただきもの

世界に広がる農村生活改善―日本から中国・アフリカ・中南米へ

世界に広がる農村生活改善―日本から中国・アフリカ・中南米へ

都市から学ぶアジア経済史 (東アジア研究所講座)

都市から学ぶアジア経済史 (東アジア研究所講座)

いずれも編者の方々よりご恵投いただきました。ありがとうございます。

いただきもの

 編者の方々よりご恵投いただきました。マクロの制度からフィンテックなど変化のめまぐるしい中国の金融経済の動向を抑えた、貴重なテキストだと思います。